バスにショッピング・カート | テムズ河の潮汐を眺めつつ

バスにショッピング・カート

食料品の買い物袋満載のショッピング・カートを押している女性が
ラッシュアワーで混雑するバスの後方の降車口から乗り込んだ。
コンビニ用のコンパクトなのではないフルサイズのカートなので
バス前方の運転手席横の乗車口からは乗り込めないと読んだのだろう。

イギリスでも日本でも公共交通機関はいろんな人が使っていて
これまでもギョッとする光景は何度も見かけたがこれはなかなか!

私は他の通勤客に続いて前方の乗車口から乗ったら運転手さんは知っている人。
あの、知り合いではないけれどいつもにこやかで挨拶を交わす人なのだ。
彼はもちろん後部で起こっている事をバックミラー越しに見ていて
「ショッピング・カートはバスに乗せないで下さい。」と言った。
最初はそのアナウンスに無視を決め込んでいたカート女性も
繰り返し言われた後に何事か言い返したが訛りが強く聞きとれなかった。
それにかぶせるようになおも根気強く女性に語りかける運転手。
「ショッピング・カートはスーパーマーケットの物。降ろして下さい。」
「降ろしてていただけなければバスは出発できません。」

結局カートの女性はバスから降りたがそのバスが発車してからもなお
明らかに不満そうな困惑した顔でバス停に残っているのが見えた。

次のバスでまた挑戦するのかなと気になってしまった。
訛りからしてたぶん最近の移民でイギリスでの習慣を知らないのかも。
彼女の出身国ではスーパーマーケットのカートをバスに乗せるのは普通なのかも。
大きさ的には大型ベビーカーより一回り大きい程度だから乗れない事はないし。
巨大スーツケースを2つとか運んでいる人と占有床面積は同じ位かも。
カートもひょっとしたらスーパーマーケットのではなくて
ちゃんと自分で購入したマイカートなのかもしれないが可能性は低そう。
ああいうカートは一台10万円とかするって聞いた事あるし。

私がバスで出会った驚きの乗客史上3位に入るな~、これは。
マニキュアを塗る人、赤ちゃんのオムツを替える人以来の。
この話を会社のフリーランスのデザイナーさんに話したら彼の体験を話してくれた。
彼はコーチ(長距離バス)で通勤しておりその窓が開けられないバスの車内で
なんとヘアスプレーを使う人と同乗するはめになった事があるそう!