お祭り気分 | テムズ河の潮汐を眺めつつ

お祭り気分

今週は週間天気予報も晴れのマーク続きで気温も23度位からジリジリと上がって来て、週末には29度になるそうです。職場は最上階で側面が全面ガラス張りで温室のようなのですが、風は割と涼しいせいかまだそんなに辛い目には遭っていません。今年は天井近くに4台の冷房機が設置されました。でもまだ工事中で稼働は15日から。でも私はその効果を体験する事は出来ません。今週半ばにあったエコー検査では赤ちゃんの健康が確認され私も健康なのですが、来週早々に分娩を誘発する事になったのです。
 母子ともに健康なのになぜ人工的に分娩を誘発する必要があるのかと思われましたか?それは私の血液にある抗体が原因です。お医者さんの説明は「もう妊娠37週に入っていて赤ちゃんも十分に成長している。現時点では大丈夫でも出産直前に母体の血液の抗体のレベルが急激に上昇する(→胎児に貧血その他の悪影響を及ぼす。)のは良くある事。だからその危険を冒しつつ予定日まで待つよりは母子共に健康な間に人工的に分娩を誘発するのは定石。」でした。
 それは昨日の午後遅くに決定されたのでまず直属の上司の一平太さんに報告してから退社。彼から会社の幹部には連絡が行ったと思います。それ以外の人にはこの朝職場の一斉メールで上記の事情を説明して、「急で済みませんが仕事上質問のある方は今日中にお願いします。」と連絡しました。それに対して「全てがうまく行きますように。」などとお返事がたくさん!そして退社時にみなさんにが私の周りに集って一平太さんと社長の巌さんから一言とかわいいお花の鉢植えを頂き大感激!

分娩を誘発する事に対してはがっかりした気持ちとホッとした気持ちが入り交じっています。今週に入ってからは更に膝下の浮腫みが酷くて昼前には既に象足になり、夕方には皮膚が伸びるせいかピリピリしてしまいました。夕食の用意以外は家事もせずにベッドに横になる日々でした。でもそれ以外はおなかが重いのもあまり苦にならず、娘や夫と一緒に胎動を感じたり赤ちゃんに話しかけたりと妊婦生活を100%満喫していたのでこれももうこの週末で終わりかと思うと悲しいです。
 でもまあ何日の朝何時に病院の出産病棟に行くと決まったので事前に娘の学校の送り迎えと子守りの手配ができました。夜中に産気づいてタクシーを呼んで上の子も連れて入院となる可能性も無く都合が良いですね。まだ購入していなかったベビーベッドの手配も済ませました。そして夫には「(ワールドカップサッカーの)イングランドの試合の日じゃなくて良かったね。」というと「え、そ、そんな事関係ないよ。」と言っていましたが。密かに喜んでいたのは明白!

今日は私は仕事が最後の日で担当のプロジェクトを終わらせたり引き継いだり最後のご挨拶をしたりで忙しいのに娘のお迎えは私の担当でした。なぜってご存知の通り今日がワールドカップサッカーの開戦の日でロンドンだとちょうどドイツ対コスタリカ戦は午後5時から始まったんです。夫は会社の同僚とパブに行って見て来ました。今はちょうどアイロンがけをしつつポーランド対エクアドール戦を見終わった所です。暑いので窓を開けているのでご近所さんも応援している様子が聞こえて来ました。
 社長さんの巌さんからも社内一斉メールで「来週の木曜日の午後3時半からイングランド対トリニダード=トバゴ戦を観戦する為に早退したい人はそうしても良いです。その代わり早出するか昼休みを取らずに働くなどして時間を埋め合わせてください。」と来ていましたし。きっとみんなで早退して大スクリーンのある近所のパブに繰り出して応援するんだろうな~。社内で賭けもしているし。1回1ポンドで32カ国の参加チームの名前を書いた紙切れを袋の中から引き、優勝した国のくじを引いた人が32ポンド貰えるという仕組みです。
 私が引いたのはスペインでした。最強のチームではないけど少しは優勝の可能性があるかな?デザイン部門の同僚の初音さんはスイスであまり希望は持てなさそう、蒼哉さんはスウェーデンでなかなか可能性がありそうです。部長の一平太さんは1回目に韓国だったのでもう1ポンド賭けて2回目はポーランド。それから更に3度目の挑戦でもどこだか忘れたけど微妙な国でした。しかもその手持ちの3カ国の内の2カ国が同士討ちをするスケジュールになっているそうです。か、かわいそう。

天気は良いし仕事は終わって私は6ヵ月の、夫は2週間の産休が始まります。週末には娘のお友達のお誕生日パーティーと私達のお友達の家でBBQをしながらイングランド対パラグアイ戦を観戦の予定が入っていて何だかお祭り気分です。でも浮かれてばかりも居られず、出産入院用のスーツケースの中身の点検とか出産計画書の作成もしなくてはいけないし、私達が外出中にはちょうどロンドン観光に来る義理の父とその兄が我が家でイ対パ戦を見たいそうなので家の片付けもしなくては。
 義理の父とその兄はなんでわざわざ我が家のテレビで観戦したいかというと午後2時からという開戦時刻のせいで自宅で見ようとすると観光の時間が殆どなくなるからです。そして2人ともイギリス人男性としては珍しくパブやビールが大好きではなくて、他人と大スクリーンを前に応援して連帯意識を楽しみたいというタイプでもないからなんです。家の居間で兄弟2人でゆっくりミルク・ティーでも飲みながら観戦した方が楽しめるんだそうです。なんだか想像して笑ってしまいました。