昨日終了したタモリさんの『笑っていいとも!』が高視聴率だったようで、僕もさっきネットに上がっているのを視て涙が止まりませんでした。
実は特に年末などにやっていた特大号なんかを中心に、大学時代僕はスタッフとしていいとも!に携わっていました。それは別にすごいことでも自慢する事でもないのですが、当時その観覧はものすごい人気で、応募してもほとんど当選することは無かったのです。でも僕はスタッフをしていたそのコネを利用して生前の母や親戚達を観覧に招待したことがありまして、当時は全くそんな気はなかったのですが、大学4年の時に亡くなった母への唯一の親孝行だったなと、何となく自分への言い訳にしているのです。
その『いいとも!』が終わってしまって、『いいとも!』という番組が徐々に皆さんの中から無くなっていってしまうにつれ、その言い訳もなかなか使いづらくなるなと、いやらしい自分がいます。
僕とタモリさんはけっこう色々な仕事をしていて、そもそも大学時代にフジテレビでやっていた『ボキャブラ天国』の美術スタッフから始まって、なぜか就職試験の最終面接でスタッフとしてボキャ天は嫌いだと言ったら、たまたまその場にいた社長に面白いからと拾ってもらった感じで、もちろん入ってからは半強制的にボキャ天のADになり、後にも先にもこれ以上ないと言うくらいの強烈に過酷な現場で叩かれて鍛えられて無数の知識や経験を得たのです。そして毎回ではないですが『タモリ倶楽部』も携わらせていただいて、僕の下積み時代はほとんどタモリさんと一緒だった感じです。
そんなタモリさんは僕らわけのわからないADにも優しく、決して大物ぶらないその振る舞いは、僕の人間形成に少なからず影響があったと思います。
これで毎日の束縛から逃れるわけなので、これからはタモリ倶楽部でタモさん持ちこみの超ニッチな企画をもっと見せて欲しいなと思います。お疲れ様でした。