ロケハンはもちろん目的のロケーションなどをみつけたり、宿泊する宿や使うボートなどの手配をしなくてはならないので、ある程度めどがつくまではけっこうプレッシャーがあるのだけど、食事だけは素直に好きなものを食べられるので楽しい。
昨日はロケの時に晩御飯を食べる場所の味見もかねて、地元民に人気のシーフードへ行った。そしたらちょっと珍しいものがあったので頼んでみたのだけど、大外れだった。
店員が日本人はウニが好きだろって言ってすすめるのでつい頼んじゃったのだけど、来たら食べちゃいけない色してた。でもとりあえず食べると、ウニ採り漁師の所で食べるようなサクサクした歯ごたえがあってなかなか新鮮だったのだけど、いかんせん生臭い。食べちゃいけない風味がする。でも食べないと悪いので、となりに盛られたタイの辛い和え物と一緒に頑張って半分食べた。
もう一つすすめられたタコの煮物も、なぜかココナツミルクで甘く煮られていて、まずくは無いけど別に食べなくてもいい味だった。
でもほかの料理は美味しかったから、やっぱり奇をてらわすに定番を食べた方が良いと思った。
時間は戻って昼は前の日も同じだったのだけど、BoPhutという村にあるカオマンガイ(蒸し鶏載せご飯)を食べた。
店の雰囲気が美味しそうな匂いを醸し出していてる。
ここは蒸し鶏だけでなくチャーシューやカリカリポークなんかを載せるご飯もあるので、今日は鶏とカリカリポークのミックスにしてみた。
カオマンガイはふつう辛い生姜の効いたたれをかけて食べるのだけど、ここのタレはなぜか生姜があまり感じなくて酸っぱい。
隠し味に梅干しが入ってるのではないかといった風味なのだ。まぁ、これはこれでなんとなく美味しいのだけど、あと何か一つ加えたらすごく美味しくなるような気がするのだけど、そのひとつが何かはわからない。
ちなみに一緒に出てくるスープが中華屋の安っぽいもやしそばの味がしてなんとなく好き。