プーケットはビーチリゾートして有名だけど、県庁所在地プーケットタウンは決してリゾートではない。そこは華僑が開発した古い町で、今でも街中にはシノ・ポルトゲス風の(ポルトガル風と中華風が混ざった→確かこんな風に呼ばれてる)建物が残っていて、とても雰囲気のある所なのだ。
そんな街の一角にあるのが安安旅社。オンオン・ホテルと呼びます。
ここは大して売れなかったけどバックパッカーには評判の映画『ザ・ビーチ』(ディカプリオ主演)の撮影で使われた安宿で、中は本当にショボかったのだけど、撮影には雰囲気があって良かったのだ。だけどある時からある理由で使えなくなっていたのだ。
そしてそのオンオンが何と改装中との事。中を見てみると・・・、
うわっ、最悪。
建物の外側だけは雰囲気のあるまま残して、中はオールとっかえしてた。何でタイはいつもこうなんだろう。アムパワー市場もそう、チェンカーンの古い町もそう。見た目だけ残して中は超きれいにしてしまう。古くて昔のままでも清潔にしてお客さんを迎える事にも価値があることを分からないのだろう。絶対にタイ人の仕業だ、これは。
これでまた日本の居酒屋チェーンなんかでもある偽旧家みたいな所が増えるだけだ。