これを新製品と呼んでいいのかわからないけど、新発見なのでここに書きます。
 先日の撮影の最終日、飛行機が出るまでの時間スタッフの方々が買い物がしたいという事でデパートへ行った。その時に編集の方が「タイで辛味を付ける様なソースって何ですか?」と訊いてきた。
 さて、タイ料理は辛いものは元々辛い味付けがしてあるし、卓上で辛くするなら粉唐辛子をかけるよな。でもメキシコで言うタバスコ、インドネシアで言うサンバル(チリソース)、中華で言うラー油のようなものって、確かに辛さで有名な国なのにそういうソースって無いなと思い色々見てみて発見したのがこちら。

 “ナムチム・プリックカリアン”。ナムチム=つけダレ、プリック=唐辛子、カリアン=カレン族、つまり“カレン族の唐辛子のつけダレ”と言うわけだ。多種多様なタイの唐辛子の中でもカレン族の唐辛子は辛くて有名で、その唐辛子を使ったつけダレと言う事なのだろう。

 どんな味なのかわからないので、とりあえ開けてみた。匂いは酸っぱみがあってタバスコのような感じだ。そして舐めてみると、「ショッパッ!」。酸っぱみはさほど無く、とにかくしょっぱい。果たしてこれは何にかけたら美味しいのだろうか?
 瓶の裏面を見ると食べ方が書いてあった。“豚つみれ、牛つみれ、魚つみれのつけダレに、そしてどんな種類の麺類にも混ぜて”と書かれている。確かに、おでんのつみれや揚げ物系をつけて食べたら美味しそうだし、タイのオーソドックスなあっさりらーめんを食べてる途中に混ぜ入れると、味が変わっていいかも。1本30バーツ(約80円)でした。