タイはその経済の多くを華僑系が牛耳ってるのだけど、そんな国なのに何故か美味しい中華料理の店が少ない。これはどこの国でもそうかもしれないけど、その国の人に合わせた味付けになってる。特にタイで食べる中華はタイ料理の色がかなり濃くなってると思う。
まぁ、バンコクなら探せばそれなりにまともな中華もあるけど、ロケハンで行ったパタヤはホテルの中以外ではまともな中華にありつけないのだ。
そんなパタヤの町をバイクで走ってて見つけたのがこの店。
ここはよく僕が泊まっていた宿のある辺りなのだけど、全然気付かなかった。聞いたらもう2年くらいやってるそうだ。
店内も欧米人向けのビアバーが立ち並ぶ中にあるとは思えない中華っぷりで、ちょっと期待が持てるので食べてみた。
メニューを見るとちょっと聞いたことの無い名前が多く、店員に訊くとここは英国風中華だそうだ。なのでカレーなんかもメニューもある。そしてここまではっきり本場の中華でないといわれると、逆にハードルが下がっていいかな。
写真はビールのあてのエビせんと焼きそば。焼きそばの麺はコシが無かったけど、味付けはまぁイケる。
これはタイ風の混ざったチャーシュー入り卵焼き。ソースがちょっと甘いけど、ソース無しでも十分味がする。
そしてメインで頼んだエビチリなのだけど、オーダーミスで来なかった。でも意外とボリュームがあってもうこれ以上は入らなかったからちょうどよかったかな。
初めて食べた英国風中華。パタヤでの食事はレパートリーがイマイチ無いので、レパートリーが尽きたらたまにはいいかなってお店でした。