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友人から、マイルスをお店で流したいけど・・・という話があった。
そこで今いろいろとマイベストを組んでみているが、何しろ多作なマイルスのこと。
なかなか自分の納得のいくものができないでいる。
で、やはりアコースティック期とエレクトリック期に分けるのがよいなと思った。
エレクトリック期、それは60年代終盤に発表された『Bitches Brew』が本格的な
幕開けであるが、70年代のものは濃い~ので、とてもじゃないけど店では
流せそうにない。
そこで80年代以降の作品を聴いていたのだが、遺作となったこのアルバムに
再び驚かされた。
- Doo-Bop/Miles Davis
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リマスターじゃない方の値段の安さにも驚いたw
初めて見た時、ジャケットにも驚いたもんだ。
しかし一番驚かされるのは、マイルスがいわゆるラップ・ミュージックの
リズムを自分の音楽にしてしまっていることだ。
ジャズの4ビートから始まり、ロックの8ビート、ダンスの16ビート、
様々なビートをマイルスは追い求め、自らの表現の幅を広げていった。
その最後に残されたこの作品は、その後の彼の旅路を想像させて余りある。
進化し続けたマイルス・ミュージック。
それはこの作品が発表された1992年からすでに16年もの時が経った現在の耳にも
刺激的に響く。
まぁ、ラッパーがもうちょっとセンスが良かったらよかったのに、とは思うが。
「マーイルス デイビス!」とか叫ばないで欲しいww寒いからwwww
とにかく、以前聴いた時よりもっと刺激的に響いてきたアルバムだ。
マイルスのアルバムにはそういう作品が多い。
だから、一生つきあえる。