40年前のスーツの値札 | Typo日記(typographical error)

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not every loss is bad. sometimes it sets you free.

家で古い洋タンスの整理をしたら、中からスーツの箱が出てきましたが、値札(¥73,000)を見て思い出しました。学生時代に買ったピエールカルダンです。スーツを買うとプラスチックハンガーにビニルカバーが普通だと思いますが、自分が20代の頃は、少なくともデパ―トで買うと、保管に使える名入りの箱に入っているのが普通。ハンガーも高級なものでした。

当時の最低賃金(時給)を調べたら、1985年の千葉県は446円、東京都は477円です。東北や九州だと400円を切った、395円でした。2023年は千葉県1026円、東京都1113円なので、2.3倍になっています。記憶では、学食の塩味ラーメンが150円、カレーライス230円、スペシャルランチ300円だったはず。学食のカレーはレトルトでも食べられるようなので、今度渋谷に用事がある際は、購買でカレーとパンを買おうと思います。

 

当時買ったスーツの値段を2.3倍すると167,900円になります。このスーツを買った頃は仕送り生活、今の物価で考えても学生には贅沢だと感じますが、食費を削ってでも洋服代を捻出していた頃です。六本木でパブを貸切ってコンパやった際など、このスーツ着た写真が残ってます。

在職中も40代までは伊勢丹や高島屋で服を買っていましたが、今手元に残っているスーツは、1万円で買ったイオンのバーゲン品です。今の季節だと、ラコステか、ラルフローレンのポロシャツでしたが、今ではGUなのですから、変われば変わるものです。

ラコステの定番ポロシャツ(L.12.12)は17,600円しますが、GUなら1,990円。品質には相当な差があるのを実感しますし、昔なら、あっても絶対に着なかったでしょうが、今は別に嫌じゃありません。どちらも買うことできますが、年を取ると趣味嗜好より、物の価値感変わるようです。40代後半からお金を節約し運用したので早期退職できましたが、過去に戻ってやり直せるとしても、若いうちは服と海外旅行にはお金をかけると思います。