シェムリアップに到着した我々はホテルのチェックインを済ませ、アンコールワットに向かう。

 

これはすごい!カンボジア国旗にも描かれている国の象徴だ。一見の価値あり。

 

民族ショーを見ながらの夕食後、パブストリートに向かった。

ちなみに、クメール料理も強烈なナンプラーが臭い。

 

 

通りを往復したところで、トゥクトゥクの兄ちゃんが声をかけてくる。

 

「おんな、おんな。チュっ、チュっ」

 

オッパイを吸うような身振り手振りで下品に誘ってくる。

 

「KTVに連れて行ってくれ」

「OK!任せとけ!」

 

何と言ったのか分からないが、だぶんこんな返事だったんだろう。OK!だけ聞き取れた。

 

我々を乗せたトゥクトゥクは舗装道路を軽快に走り、ある所で左に曲がった。

未舗装のデコボコ道だ。しかも街灯もなく真っ暗なのだ。

さらに進むと、右手にネオンを発する1軒の建物。

これはかなり怪しい。入口付近にいた女が近寄ってくる。

 

「パブストリートに戻ってくれ!」

 

我々はその場から逃げた。

パブストリートに戻り、違うトゥクトゥクの兄ちゃんに声をかけた。

 

「KTVに連れて行ってくれ」

「OK!任せとけ!」

 

我々を乗せたトゥクトゥクは舗装道路を軽快に走り、また左に曲がった。

 

「ぎゃはは!このデコボコ道、さっき通った道と一緒やなぁ~」

 

そして、さっき来た時と同じ場所でトゥクトゥクは止まった。

また入り口付近にいた女が近寄ってくる。

 

「もう逃げれんな」

「2回逃げたら恥やな」

「覚悟を決めて男らしく突撃しよか」

 

ママさんに案内され広めの個室に入る。

10人くらい女の子がゾロゾロ入って来て指名する。選ばれなかった子は退室していく。

タニヤのような雛壇ではなく、部屋まで顔見せに来るシステムだ。

4対4でカンボジア女子とビールを飲んで連れ出した。

 

ここから先の記憶がまったくないのだ。

昨日は仕事が終わって関空へ行き、機内で仮眠しただけで早朝から動き回っている。

昼も夜もビールをかなり飲み、相当疲れていたのだと思う。

 

しかし、女の子をホテルに連れ帰って、何かしたのだろう。

 

朝目覚めると使用済みのゴムが枕の横に落ちていた。もちろん中身は空だった。