SET指数、昨年後半からのボックス圏を上抜け | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 政情不安にもかかわらず、タイ株式市場が力強い動きをみせています。どうやら昨年後半からのボックス圏をブレークアップしたようです。

 本日のSET指数は15.57ポイント(2.05%)高の774.59ポイントで引けました。マーケットを主導したのはSCB(サイアム商業銀行)、KBANK(カシコン銀行)、PTTなどの銀行株やエネルギー株などの大型株です。本日のSET市場の値上がりは52銘柄、値下がりが133銘柄、変わらずは32銘柄。現在のSET市場PERは14.02倍、配当利回りは3.91%となっています。

 買っているのは外国人投資家です。外国人投資家は3月に入ってから本日までで285億バーツの(ネット)買超です。本日19日も27億バーツのネット(純)買い超しとなっています。また、現在、タイバーツ(THB)は2.80円です。

 株式格言に「ダウはすべてを反映する」という言葉がありますが、それを思い出させる動きです。

 参考として、今週末にSET(トータルリターン)チャートを再度アップさせていただきます。