エアポートリンクが12月5日(国王陛下誕生日)から予備開通 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 スワンナプーム国際空港とバンコク都心をつなぐエアポートリンク(高架電車線)が12月5日(国王陛下誕生日)から予備開通となります。予備開通の期間は乗車料金は無料です。

 エアポートリンクは施工会社のジーメンス社(ドイツ)が、今年2月から試験運転を行ってきました。更に、3ヶ月の予備開通期間にはジーメンス社以外の専門家による安全性チェックが行われ、その後、正式開通という運びになります。また、空港からバンコク都内までの特急運賃は150バーツになる予定です。

 タクシーだと空港からバンコク都心まで250バーツ位なのでエアポートリンクの方が「エコ」で「割安」になります。ただ、タクシー会社、個人タクシーにとっては乗客が減ることになるでしょう。

 といっても、若年人口が多く未来溢れる東南アジアの中心都市バンコクですから、日本のように主要都市駅前でタクシーが行列を作っているという光景にはならないと思います。100バーツ(約280円)の価格差なら2人乗り以上ならタクシーの方が安価ですし。

(追記)
 エアポートリンクは日本で云えば、成田国際空港と首都圏を結ぶ成田エクスプレスのようなものです。但し、タイのスワンナプーム国際空港は成田空港ほど首都圏から離れてはいません。
 従来はバンコクの交通渋滞が問題になっていましたが、エアポートリンク開通後は都心から国際空港までを公共輸送機関で行き来できることになります。タイはどんどん先進国化しているということでしょう。BTS(高架電車)やMRT(地下鉄)網もどんどん拡充されつつあります。