粗糖価格が80年代初以来の急騰 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 粗糖価格が1981年以来28年ぶりの高値となっています。粗糖先物3月物(ニューヨーク先物取引所)は最近30年間の最高値を記録しました。

 粗糖高の原因は、在庫低下と2年前まで砂糖純輸出国で砂糖の大消費国インドが旱魃のためにサトウキビが不作のため。先物市場での投機的筋の動きも急騰に拍車をかけているようすです。

 タイ国内をみてみると、タイのサトウキビ農家は粗糖価格に規制があるものの全体として輸出価格高でメリットを受ける一方で、飲料メーカーや製菓メーカーでは原料高負担の増加でデメリットとなります。

 タイの製糖会社コンケーン・シュガー・インダストリー(KSR)の株価チャートを調べてみました。
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 コンケーン・シュガー・インダストリー(KSR)の株価は9/2終値14.50バーツとなっています(グラフはクリックすると拡大します)。