ベトナム最大の証券会社・サイゴン証券[SSI] | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 サイゴン証券[SSI]は2000年4月の設立でホーチミンを本拠とするベトナム最大の証券会社です。ホーチミン証券市場の成長とともに成長し、売買シェアではホーチミン証券取引所の約20%、ハノイ証券取引所の約40%を占めています。また、アンダーライティング(引き受け)のシェアは60%以上で「ベトナム版野村證券」と言えるでしょう。オーストラリアのANZ銀行と大和証券SMBCが同社株を取得して大株主となっています。ベトナム株式市場の隆盛とともに(多分・・大相場後半に)上昇していく株です。

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 ホーチミンの都心である1区にあるサイゴン証券。インフラの整ったホーチミン1区の土地価格はベトナムのバブル崩壊にもかかわらず下落幅は少ない。
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 サイゴン証券の玄関。顧客の出入りが激しい。
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 サイゴン証券の店頭風景1 ベトナム株式市場が急上昇相場の最中のこともあり、取引時間中は店頭は顧客で溢れていた。
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 サイゴン証券の店頭風景2 午前中の取引時間中には株価ボードに「立ち見」も。
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 取引終了後は、店頭で顧客を集めて企業セミナー。ベトナム企業のIRも改善しつつある。
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 企業セミナー参加者の様子。

 ホーチミン市でインフラが整備されているのは実は都心の1区と3区に限定されます。まだまだインフラが整備されている地区は少なくて、「これからの段階」。
 例えば、ホーチミン地下鉄は日本のODAによって2014年に完成予定です。日本の大林組などが受注して日本の最新鋭技術でメコンデルタにトンネルを掘っています。なんでも日本から70名位の大部隊でホーチミン市に駐在されているとか。

 最後に、日系のある証券会社がまもなくベトナムに設立予定です。正直、ベトナム市場はまだまだ小さすぎて大手証券会社は進出するメリットがあまりありません。ニッチ市場ではありますが、この日系証券会社は日本とベトナムを結びつける大きな役割を担うことになります。