バンコクのホテルには日本から予約すると数万円かかるところから、現地ウォークインで600バーツ、つまり1500円程度のところまで様々あります。
今朝は、（本日のベトナム出張の前に）日本のホテルとタイのホテルとの違いについて考えて見ました。
まず、価格。日本人はバンコクのホテル価格の安さにびっくりするところ。2000バーツも出せば、ちゃんとした良いホテルに宿泊できます。いまは景気減速と豚インフルエンザによるタイへの観光客減少で1500バーツでも十分良いホテルに宿泊できるかも。また、ホテル価格はレセプションでの交渉で安くなる場合もあります（ホテルのレセプションに行く前に近くの通りの旅行代理店へ行って宿泊予約すると30％程度安くなる場合も多い）。
また、日本ではシングル料金、ダブル料金とあって、1人で宿泊する場合と多人数で宿泊する場合は価格が異なり、多人数の場合は料金が上乗せされます。
タイではこれは無し。部屋料金は1部屋に対するもので何人宿泊しても同じ料金です（但し、最近はJFを取るホテルも多い、しかし、この概念は元々は外国人が持ち込んだもの）。タイ人にとっては、ホテル宿泊は「部屋を買う」という感覚なのです。だから、何人自分の部屋に泊めても良いだろうというわけ。
個人的にはタイ方式の方が合理的なように思えます。これも色々と考えると、タイ家屋の大部屋で寝る生活様式、食事を盛る皿の共有などのタイ人の根底に広がる共有意識が底辺にあるのかもしれません。
タイ文化を理解する場合に、この「共有意識」は、「階級・身分」という言葉とともにキーワードになると思います。
いずれにしても、日本のホテルは滅茶苦茶高い。物価の高いスイスのホテルよりも高いのが日本のホテルです。
それではベトナムへ行ってきます。