ネバーエンディング・ポリティックス(政治は踊る)とあっさり辛いタイ料理「ヤムウンセン」のご紹介 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 憲法裁判所のPPP(国民の力党)など与党3政党の「解党判決」後、タイの政治は新政権樹立のためのいわゆる「数の論理」の権謀術数の真っ只中にあります。

 昨日、民主党・党首のアピシット・ウェーチャチーワ氏が本日にも首相となる公算が高いとブログに書きましたが、さすがに海千山千のはびこる政治の世界。そう簡単には事は進みません。

 タクシン主流派の新党・タイ貢献党(旧PPP議員が結成)は、同党を中核とする親タクシン政権の樹立に全力を尽くしている模様です。民主党とタイ貢献党との間の綱引きで、旧PPP非主流派ネウィン氏が率いる議員37人がキャスティングボードを握る展開となってきました。現在、民主党とタイ貢献党の間でネウィン派議員引き抜き合戦が激化。事態は刻々と動いています。また、新首相選任のための特別国会は12日以降にずれ込みました。


 話は変わって、今日はタイの屋台料理を一品ご紹介させていただこうと思います。ついさきほど、デジカメで写真撮影してきました「ヤムウンセン」です。「ヤム」は「さっと和える」、「ウンセン」は「春雨(ハルサメ)」の意。つまり「ヤム・ウンセン」は「タイ風春雨サラダ」のこと。

タイ在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ
ヤムウンセン屋台の様子
タイ在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ
材料を茹でた後、さっと和える。

 暑いタイではあっさりとした料理が食べたくなります。そんなとき、屋台で簡単に食べられるのが「ヤムウンセン」。ライム果汁の酸っぱさと少し甘いタレが染みた春雨からのぞく、ぷりぷりの茹でた海老やイカ。そこに適度に油の抜けた豚ミンチのコクが加わります。そして名脇役のコリコリのキクラゲや、ヘルシーなタマネギが味を調和させます。注文時には、余程辛いのが好きな方以外は「マイ・ペット( 辛くなくして)」と付け加えるのを忘れないこと。忘れてしまうと青唐辛子の小片が沢山入って凄く辛いので要注意。
タイ在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ
「ヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)」出来上がり。価格は私が買った屋台では30バーツ(78円、1バーツ=2.61円換算)でした。

 12月の日本は寒いでしょうが一方、タイは暑いですが湿度の低いさっぱりした気候です。いま、タイ政治は権謀術数の暗黒渦巻きのなか。そうしたなか、本日のSET指数は13.21ポイント(3.22%)上昇し423.79ポイントとリバウンドしています。

 明日12月10日はタイは「憲法記念日(Constitution Day) 」で休日です。