ブレーメン | 日常蹴辺

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身辺雑記

マボロシの1枚目「ワルダクミ」は、今でも時々聴くくらいの名作なわけだが、収録曲の中でも特にお気に入りなのが、FUNKY GRAMMAR UNITのラッパー3人をフィーチャーしたパーティチューン「ブレーメン」。『ブレーメンの音楽隊』がライムのネタになっているので、お子さまたちにも人気だったりする。

という前フリは全く関係なく、UCLグループリーグ開幕戦のヴェルダー・ブレーメン×アノルトシス戦を見た。スカパー!の高いセットに入っていないので、普通だったらJSPORTS PLUS放映分しか見られないところだが、開幕戦は全試合無料。どこのチャンネルに合わせてもビッグクラブが出てくるという贅沢を、束の間味わえる。

一昨年JSPORTSがブンデスの放映権を持っていたときは、緑色チームという親近感から、ブレーメンの試合はよく見た。無闇に攻撃的なサッカーは単純に楽しめた。ディフェンシブハーフのフリンクスが好きになった。

ひさしぶりに見たブレーメンは、クローゼがいないぐらいであんまり変わっていなかった。ローゼンベリ、ジエゴ、イェンセン、フリンクス、フリッツ、メルテザッカー、ナウド、ビーゼ。FWにピサロが入って、中盤には若くてセンスのあるオジルが入って、左SBのベーニシュがオーバーラップする。前半は完全にボールを支配していたが、得点できない。そんな試合を最近蘇我の方で見たような記憶も頭をよぎる。

後半は残り時間が少なくなるにつれ、2トップを入れ替えたり(アルメイダが入った時点で、解説の良平さんが「あーだめだ」とガッカリ)、攻め急いでカウンターくらったりとロクでもない展開に。怒りを露わにするジエゴとフリンクス、相変わらず血気盛ん。

やたら攻撃的な選手を投入したがるシャーフ采配も健在だ。でもさ、「ブレーメン」のリリックにもあるじゃないですか、「まわせマイクロフォン 慌てないで行こう マイメン パーティナイト」って。前半のように、慌てないでちゃんと中盤でまわしてゲームつくっていけばいいのに。結局19本のシュートを放ってノーゴール。うーん……素直にチェルシー×ボルドーを見ていればよかった。