いつもなら代々木上原から千代田線ー常磐線ルートで向かう柏だが、「電車ツアーのお知らせ」が届いたので一緒に行くことにする。9時40分新宿集合。そこから素直に日暮里に出るのではなく、始発の上野から柏を目指す。
柏駅に降り立った緑の御一行様。ここからだらだらとレイソルロードを歩いてサッカー場に到着。
スペースがないためダンマク掲出に手間取る。終わってから腹ごしらえ。この日はレディースサンクスデーだとかで、昨年の思い出のテニスコートに食べ物屋の屋台が出ているらしい。しかし、行ってみると長蛇の列。列の短いソバ屋に並んでみたが、5分たっても全く前進せず。早々に見切りを付けてメインスタンド側の売店へまわる。
すると、けんちんうどんと冷やし中華を売っていた。こういうときは無難にけんちんうどんだな。一応息子に「どっちにする?」と聞くと、「冷やし中華」だって。バカなやつ。
冷やし中華は、麺を鍋で湯がいて、温かいままの麺にハムとゆで卵ときゅうりと紅生姜をのせてタレをかけている。まずそう。
実際食べてみても、けんちんうどんは十分食えるが、息子はまるで箸が進まない。「ちょっと取り替えてやろうか」と交換して食べてみたら、想像以上にまずい。息子がうどんを返さない。仕方ないのでこれまでの人生で最悪の冷やし中華を平らげた。
柏ゴール裏のネタゲーフラは、ますます増殖している模様。彼らはなにを目指しているのだろう。
試合が始まる。いきなり一樹がチャンスをつくる。シュートがバーに弾かれる。前節のような立ち上がりだ。これは行ける。そう思っていられた時間は、あまりに短かった。
反対側のゴール前でのCK。ボールがセットされてから、谷澤が倒れる。わざとやってやがるな、と思ったら、谷澤のすぐ後ろにいた岡山が一旦プルアウェイしてから、ゴール前に走り込んできた。どんぴしゃ。悲しいくらいに、相手の狙い通りに決められた。クソ、最悪なやられパターンだ。
前節の試合について仙台サポが書いているブログの中に、仙台は新加入の幸治郎&石川をスカウティングできていなかった、それに対し親会社に資金力のあるヴェルディはしっかりスカウティングしてきた、という内容のものがあった。他チームはよく見えるのだろうか。相手を研究し、相手のよさを消すことに関しては、ヴェルディはいつも最低レベルだと思ってたよ。
続いて3分ごとに失点という悪夢のような時間。3点ビハインドを受けてずっと歌の応援が続くが、胃の中で冷やし中華が暴れていて跳ねるのが辛い。しんどくて、いくら水分を取っても口の中がガラガラに乾く。
前半のうちにリカルジーニョが2枚目のイエローで退場したものの、後半開始早々にまた岡山にやられて万事休す。一番気をつけなければならない選手にやられ、相手が一番盛り上がるような形での勝利を献上してしまった。柏の選手と観客との一体感は、見ていてうらやましかったし、悔しかった。10節の仙台戦以来の屈辱感だった。自分たちがこういうスタジアムをつくれる日は来るのだろうか。まともな応援さえできないゴール裏にいて、試合の結果と二重の敗北感を味わわされた。
今朝、バックスタンドで見ていた柏ファンの同僚から写真をもらった。周りに座っていた観客は、ずっと跳ねて続けているヴェルディのゴール裏を、なかば呆れながらも「すごい」と評していたという。同僚も同じ感想だった。
誉めてもらっておいて(?)なんだが、客観的に見て、ヴェルディの応援はJ標準から考えてもヌルい。でも、今は一部であっても、がんばっている人間は存在する。それを見て、すごいと思ってくれる人もいるし、賛同して行動を共にしようという人も少しだけど増えてきている。
萌芽はある。今は信じて前に進むしかない。
ただし帰りの電車の中は、修学旅行の男子高校生みたいで恥ずかしかったけど。