「森と氷河と鯨」星野道夫著 ★★☆ | 一兵卒のブログ

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呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

久しぶりに星野道夫の本。

この人ほど魂に響く言葉を紡ぐ人を

私は知らない。


読んだことのない本が未だありました。


ワタリガラスに惹かれ

その神話を集める旅。

星野はそこでいろいろな人と出会い

いろいろなものを感じ、

そして言葉に紡いでくれています。


響いたのは次の言葉。

原文を少し要約しようとしましたが

削れないですね。

ほぼ原文になりました…


「人間が究極的に知りたいことを考える。

一万光年の星のきらめきが

問いかける宇宙の深さ、

人間が遠い昔から祈り続けてきた

彼岸という世界、

どんな未来へ向かい、

何の目的を背負わされているのか、

という人間の存在の意味……

そのひとつひとつがどこかで

つながっているような気がした。

けれども、人間がもし本当に

知りたいことを知ってしまったら

私たちは生きてゆく力を得るのだろうか、

それとも失ってゆくのだろうか。

そのことを知ろうとする想いが

人間を支えながら

それが知り得ないことで

私たちは生かされているのでは

ないだろうか。」


★★☆