「石油の帝国」スティーブ・コール著 ★★★ | 一兵卒のブログ

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呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

図書館で借りてきました。
600ページ超の大著。
石油会社のスーパーメジャー、
「エクソンモービル」の
真実の姿を描きます。
時は1990年から2010年位まで。

明確な企業イデオロギー、
潤沢なキャッシュ、
厳格な企業ガバナンス、
世界一の利益を稼ぎ出す
スーパー企業は
正に帝国なのだ。

アメリカの上場開示で石油会社に
求められる埋蔵量リプレース、
その埋蔵量確保のため
政情不安定な国へ
石油開発に乗り出します。

その進出した国との間では
権謀術数を尽くす駆け引きが
展開され
国家間のごとき契約が
なされます。
ある国とは現政権が
倒れたとしても
次の政権に対しても
契約内容が遵守されることを
規定します。
ある国の開発では
貧困対策を口実に
世界銀行を巻き込み
信託資産として
石油収入を管理する仕組みを
作りあげます。

イメージでは時の共和党政権と
べったりの関係と思いきや
ロビィーングであるべき方針を
見出だしますが
政府に対して
議会に対して
一歩も退かない姿勢で
挑みます。
ここでも国家をイメージさせます。
エクソンモービルの誕生後、
初代CEOは
リー・レイモンド。
次のCEOがレックス・ティラソン。
帝国のリーダーは凄まじい胆力を
求められます。

非常に面白かった!
★★★