「どうせ死ぬなら『ガン』がいい」中村仁一・近藤誠著 ★★ | 一兵卒のブログ

一兵卒のブログ

呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

故あって
本書が書店で目に留まり購入。

病・ガンに対する考え方、
延命措置、医療に対する考え方が
改まりました。

昔、家庭で亡くなっていた
老衰死、自然死は
殆どがガン。

著者が老人ホームで見てきた
末期ガンの患者で
医療的な施しを受けない人は
痛みを感じないで
死を迎えているらしい。

ガンには
次々に臓器に転移する
「本物のガン」と
転移しない、命に支障のない
「ガンもどき」
があるという。
本物のガンは転移が早く
生存者がいない。
治っているのはガンもどきだけ。

筆者は言います。
ガンは「末期発見」
「治療断念」
「放置」が良いと。
自然死では
何も口に入らなくなって
7~10日後に亡くなる。
自然死は所謂「餓死」。
とても穏やかな死に方。
飢餓状態では脳内に
モルヒネ様物質が分泌され
痛みを感じずに
脱水によって血液が煮詰まり
意識レベルが下がり
虚ろな状態に。
更に息遣いが荒くなり
酸欠状態になると
また脳内にモルヒネ様物質が分泌、
炭酸ガスもたまり、
これは麻酔作用がある。
死は心地いい微睡みの中で
この世からあの世への移行だと。

日本人の死因でガンの次に多い
脳卒中と心筋梗塞。
ポックリ行けるはずが
何度も発作を繰り返したり
後遺症が出たり
寝たきりになったり…。
人間は致死率100%、
誰もが「未決の死刑囚」。
ガンは余命宣告されて
執行日が近未来に確定し
その準備も出来るとのこと。

考えさせられますね、
考えねばならんですね、
「死」に向き合うことを。
★★