「資本主義の終焉と歴史の危機」水野和夫著★★☆ | 一兵卒のブログ

一兵卒のブログ

呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

筆者は資本主義が終焉を迎えていると

説きます。


現在の異常な低金利は資本主義の

成長前提が限界に達している証。


資本主義とは

「中心」と「周辺」という分割に基づいて

富・マネーを

「周辺」から『蒐集』し

「中心」に『集中』させることにあると言う。


アメリカは空間的な広がりによる富の拡大が

限界に達したため、

電子・金融空間を創出、

マネーを駆使して利潤を拡大。

然しながらバブルは弾け、リーマンショック。


この流れは日本と欧州でも然り、
BRICSも然り、

「中心」と「周辺」が無くなる、

資本主義が終焉を迎えつつある。


現代が更に成長を追い求めることは

人間の存続時間を短くすること、

未来から時間を蒐集すること。


その対処策は…

残念ながら具体的・明快な解は

本書から読み取れませんでした…。

観念的には

現代の「より速く、遠くへ、合理的に」

といった考えを逆回転させ

「よりゆっくり、近くへ、曖昧に」

と転じることだと…。


確かに響きますがニュアンスが少々異なります。

私なりに未来に向けた観念のキーワードは

「ゆっくり」「近くで」「手間隙掛けて」。


我々がこれを尊ぶことが

子供たちの未来の時間を創出するのでは…。

成長から調和への変換点に差し掛かっているんでしょう。

勉強になりました!

★★☆