上下巻1100頁を超える大作。
著者は史上最強の
格闘家「木村政彦」の
戦いの生涯
を小説に紡ぎます。
その膨大な参考文献、
関係者への聞き取りには
著者の「木村政彦」への
強い憧憬と深い尊敬の念を
感じざるを得ません。
戦前の圧倒的な練習量、
その結果としての圧倒的な戦績。
戦争を経て
戦後の荒廃が
木村自身と彼の周りに与えた影響。
そしてプロ柔道家、
プロレスラーとして
妻を支えるため生きていく。
グレイシー柔術の創始者、
エリオと戦い、
そして因縁の力道山との試合。
権謀渦巻くプロレスの興行のなか
その寵児となった力道山。
一方でその狡猾な力道山に
木村はしてやられます。
しみじみ悔しいね…。
「木村政彦」
格闘家として
人として
その圧倒的な「強さ」と「弱さ」が
見事なコントラストで
描かれています。
最高でした!
★★★