「謙信の軍配者(上・下)」富樫倫太郎著 ★★★ | 一兵卒のブログ

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軍配者シリーズ三部作、
完結編の「謙信の軍配者」。

第一部が「早雲の軍配者」
「青渓」こと小太郎が
早雲にその才を買われて
足利学校に入ります。
同僚となる
「鴎宿」勘助、
「養玉」冬之助。
三人は切磋琢磨し軍配者への
学びを続けます。

第二部は「信玄の軍配者」
鴎宿たる勘助が主人公。
艱難辛苦の中、
信玄(晴信)に仕えて
軍配者の才を開花させます。

そして第三部「謙信の軍配者」。
いよいよ信玄、謙信の
戦いが幕を明けます。
謙信の軍配者は冬之助。
しかし天才たる謙信の
元で冬之助の活躍の場は
中々現れません。
謙信の軍略の閃きは
兵法を学んだ軍配者の戦略を
超越し、
圧倒的な強さを発揮します。
対する信玄は
正攻法で攻めます。
両者は一進一退の攻防を続け
第四回の川中島の合戦で
雌雄を決する合戦を
繰り広げます。
冬之助は勘助の軍略を見抜き、
天才たる謙信に戦略を授けます。
戦いは謙信優勢のなか、
物語はエンディングに向かいます。

謙信の軍配者と言いつつも
本作も主人公は勘助のようなもの。

最期は哀愁漂う西部劇を見るような
気持ちになります。

面白かった!
★★★