「禅-壁を破る智慧」有馬頼底著(TOPPOINT4月号より) | 一兵卒のブログ

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新書を4ページに要約する情報誌、
TOPPOINT4月号より。

逆境に耐える・乗り越える禅の教え。
響いた言葉の数々。


●山川草木悉皆成仏
(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)
…草も木も虫、鳥、獣も
全て一瞬一瞬、生命を完全燃焼させている。
人は言葉をもって考えるが故に
生き物として致命的な弱さを得た。
本能レベルでは生命を
跳躍させる力を持っている。
逆境を乗り越える力を持っている。

●逆境は生きることの本質
人は「生・老・病・死」の
4つの苦しみから逃れられない。
いきることは苦しみの連続。
四苦 と共にある生では
生そのものが広い意味で逆境。

●逆境の時にこそ余裕を持つ
逆境を楽しむ余裕を持つべき。
それにはどうするか。
インド仏教者マヌラ
「心は万鏡に随って転ず。
 転ずるところは実によく幽なり。」
…万物が変化していくのに即し、
 静かに心を眺めれば、
 智慧がゆるゆると湧きだし、
 逆境に立ち向かう勇気が出てくる。
空の雲が如く逆境が
立ち留まることはない。
逆境を正面から見据えて
事態打開を考え、
冷静に行動すれば、
長い時間を要せず抜け出せる。

●「得る」ことは「失う」こと
人生は足し算があれば
引き算があるものと考えるべき。
逆境は引き算を
求められる状態だから苦しい。
得ることが価値のあること、
という思い込みが変われば
逆境を逆境と感じなくなる。
「失う」ことは「得る」ことに
繋がるべきことだと考える。
「捨てる」も然り、
 別の何かを「拾う」ことなのだ。

●後悔は一瞬、反省は3回
逆境に陥ると反省よりも後悔が
先にたってしまうが、
人生の貴重な時間の無駄。

●釈尊「一夜賢者の教え」
「過去を想うことなかれ、
 未来を願うことなかれ。
 それは過ぎ去ったことであり、
 まだ来てもいないものであるから。
 現在をよく見極め、
 動じることなく実践せよ。
 そうして今日一日を精一杯生きよ。
 明日、死神の大軍が来ないと
 誰もいえない。
 このことをよく知り、
 心を込めて今日一日を
 全力で生き切るものを
 一夜賢者という。」

●全体観をもつべし
逆境は周りを見えなくさせる。
逆境が何なのか、
重いものは何なのか。
正体が分かれば、
その重い荷を一旦おろして
呼吸を整える。
それから周りをゆっくりと見回す。
全体観がゆっくりと回復する。
全体観があれば、
物事を整える広く透徹して
眺められる。
逆境を抜け出すヒントが見えてくる。

勉強になりましたね。
アドラーに通じるものあり。
心掛けましょう。