360.赤穂城跡 ～ やはり赤穂浪士四十七士か

2019年、春の陣は４月２６-３０日にかけて、
有馬、湯郷、赤穂の温泉に泊まりつつ、播磨攻略。
今回の新大阪まで新幹線でそこからはレンタカー。
有馬温泉で金泉・銀泉を堪能した翌日は湯郷温泉に向けて西下、
3日目はふらふらしながら赤穂を目指し、最後は赤穂城跡へ。
播磨は兵庫県赤穂市の平城、別名・加里屋城、大鷹城。

前身は岡光広が築いた加里屋城に始まり、
1600年(慶長5年) 姫路藩主・池田輝政の弟・長政が赤穂領主となり、
加里屋城に大鷹城を築く。
正保赤穂事件で池田氏が改易になり、1645年(正保2年)に浅野長直が5万3000石で入封、
翌々年から築造が始まる。
山鹿素行を迎えて縄張させ、1661年(寛文元年)に完成する。

そして1701年(元禄14年) 勅使饗応役に任ぜられた長矩が江戸城中で吉良義央に対し刃傷事件に至り、
浅野氏改易となる。
城は播磨龍野藩主・脇坂安照預かりとなり、翌1702年(元禄15年) 永井直敬が3万3000石で入封、
同年、赤穂浪士四十七士による吉良邸討ち入りが起こった（元禄赤穂事件）。
その後は森氏が入城し、幕末を迎える。

千種川河口で海も近い。

まずは大手門から。(16:34)

周辺図。

清水門跡からの二重櫓があった東北隅櫓台跡。(16:43)

縄張。

東側の二の丸外堀は三の丸の堀ともつながっている。

二の丸内には山鹿素行像。

大石頼母助屋敷跡。

本丸門。(16:47)

本丸。

本丸天守台。

刎橋門。

天守台から。

厩口門。

水手門。(16:59)

ここにも見やすい縄張。

西仕切門は通行できず、水手門まで戻ることとなる。(17:04)

南沖櫓台跡。

塩屋門跡。(17:16)

大石神社。

最後に加里屋川と歴史博物館。

石垣と堀が残り、方形と異なった異形な縄張。
ちなみにこの城は元禄以外にも狂乱系の刃傷沙汰がたびたび発生している。
５万石にしては格以上の広大な縄張りで、１時間近く放浪したことになる。

ここから宿泊地・赤穂温泉へ。
翌日は新大阪に戻りながらの『龍野城跡』へ。

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