昼食を摂って、モスタルへ

モスタルに到着。小さな石橋。
1990年代に起きたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の傷跡を今に残すモスタル。

しかし、悲しい歴史を伝える「負の世界遺産」だけではなく、素晴らしい建築物と自然を観光できるところです。

モスタルで一番の観光スポットといえば、「負の世界遺産」としても知られる16世紀に造られた橋「スタリ・モスト」です。1993年のモスタル紛争の際、クロアチア兵によって一度破壊されましたが、紛争後に再建が決定され、2004年に復興工事が完了しました。この橋はモスタルの象徴として、たくさんの観光客が訪れます。

スタリ・モストの両側に広がるエリアが、世界遺産の「モスタル旧市街の古橋地区」です。

橋を挟んだ2つの街には、クロアチアやセルビア、そしてトルコやイスラムの文化が交錯していて、独特の雰囲気を醸し出しています。

川を隔てて今も別の民族が住むため、橋を渡ると街の雰囲気がガラッと変わるのを実感できます。

この橋のアーチ部は、テネリヤと呼ばれる地元の石で造られていて、橋の中心部にかけて歪みがでているのは石の組み方の不規則性によるものです。

この橋からネレトヴァ川へ飛び込むのは、なんと17世紀半ばから続く伝統で、夏には飛び込み大会も行われます。

危険な芸当なので、訓練した街の若者だけが行っているそうです。

2005年7月、ユネスコはスタリ・モストとその周辺を世界遺産に登録しています。


