みなさまこんばんは。

 

昨日から日本のモータースポーツも2024シーズンが始まりました。

その先陣を切ったのがスーパーフォーミュラです。今年は例年以上に話題性に富んだシーズンとなりました。

中でも現役女子高生(女子大生)且つ、史上最年少ドライバー『Juju』選手に注目が多く集まっています。

 

その注目度は「良くも悪くも」という表現が正しいかはわかりませんが、現時点で私は「正しい」と言えると思います。

その主な理由は3つあります。

 

①大会自体の注目度を集める

やはり彼女の参戦というのは大きな話題を集め、且つ集客につながることを考えれば大きな影響を与えていると思います。

スーパーフォーミュラはスーパーGTと比べれば、ある種F1に繋がるカテゴリーでありながら人気という面では劣っていた

というのは否定できない部分ではあるかと思います。

その中で彼女の登場によりよりメディアへの露出が増えたことは、近藤真彦会長もおっしゃっていた通り”ファンを増やす

きっかけ”になったのかなと思います。

 

②スポンサーを獲得できる

彼女のマシンには様々なスポンサーがついています。他の速いドライバーでもスポンサーがついていないマシンが多い中、

こうやって露出が増える事での宣伝効果というのも期待できるのではないかと思います。どんなに才能があってもスポンサーによる

援助がなければ開花する可能性というのはかなり低いと思います。

 

③門戸の開放

史上初の女性ドライバーという事で、過去と比べることができないといういわば「ベンチマーク」的な存在になるわけですが、

それだけ多くの可能性を秘めていることと思います。レース前から車重・体重面で話題が挙げられていましたが、彼女の今後の

活躍いかんでは様々なルール変更がある事でしょう。でもそれだけ影響を与えられる立場にいる事はとても素晴らしいことだと

私は思います。

 

ということで3つほど理由を挙げてみましたが、彼女の参戦に対しもちろん中には否定的な方もいることと思います。

例えば、まずはその下の全日本F3選手権やフォーミュラーライツで実績を挙げてからスーパーフォーミュラに参戦するべき

など、、、。また、トップドライバーとのタイム差が大きく事故につながりかねないなど。

 

でもこの課題って、出場している当人同士のものであって、傍から見ている私たちにはそこまで関係が無いことと思います。

メリットの方が第3社視点でも重要になりますから。

 

そして今日行われた本番レース。結果は17位の完走且つファステストラップから+1.6秒落ちという素晴らしい結果だったと

思います。まず同一周回で完走できたこと。これはマシンを走らせたことがある人しかわからない辛さ・苦労だと思いますが、

ものすごいGがかかっている中約180kmを走りきれたのは立派だと思います。そして予選では大分話されたタイムも本番では

詰めることができた、これはレースをしていく中で走り方をどんどん吸収していって得たものだと思います。

 

次戦は九州オートポリスとなり、また複雑なコース(私は後半セクション(ジェットコースターストレートからブリッジまで)

がリズム取りやすくて好きです)ではありますが、改めて先ずは完走を目標に、速さに慣れていったら上を目指してほしいと

思います。

 

スーパーフォーミュラ運営も、ある種このJuju選手が登場したという「チャンス」を活かして発展してほしいと思います。

と、スーパーフォーミュラだけの視点で書いてみましたが、もっと俯瞰して見てみると例えば他のモータースポーツ。

とりわけ公営競技の女性選手も様々な立ち位置がありまして。Juju選手との比較も兼ねて、次回書いてみたいと思います。