【主人の病名】

局所進行膵がん

 

 

【直接の死因】

すい臓がん

(と書かれていました)

 

すい臓がんが胃の壁を破り

そこからの出血で貧血と脱水を起こし

全身衰弱による自然死

(だそうです)

 

心配していた吐血はありませんでした

 

 

【闘病期間】

約6ケ月

 

 

【最期の3日間で行った処置】

輸血1回

酸素吸入 液体酸素

1日目 680L

2日目 708L

3日目 1150L

 

 

【最期の3日間で行った点滴】

ソルデム輸液(水分補給)

モルヒネ塩酸塩(苦痛緩和)

プリンペラン(しゃっくり止め)

 

いずれも植込型カテーテルによる

中心静脈注射で行いました

 

FOLFIRI療法を行うために

鎖骨の下に埋め込んだポート

 

たった3クールで中止になった時は

せっかく入れたのに・・・と

やせ細った体から浮き出たポートを

見るたびに心が痛みました

 

でも結果的に

これが役に立ちました

 

腕からの点滴ではなかったせいか

体を大きく動かしたり

手足をバタバタと動かした時も

手を縛られることはありませんでした

 

ベッドにサイドカバーを付けられたのみでした

 

主人の父は腕からの点滴だったせいか

付き添いがいない時は危ないからと

手をベッドの柵に縛られてしまいました

 

その時の辛さがあるので

この時はホッとしました

 

 

【会話】

入院初日は会話成立

自分の名前・生年月日を言えました

2日目 なんとか言葉になっていました

2日目の夜から「アー」「ウー」という声に

変わりました

 

 

【痛み】

入院2日目の夕方までは

モルヒネでコントロール出来ていました

2日目の夜になると

体や手足を大きくバタバタさせたり

「アーアーアー」と大きな声を

出すようになりました

 

この頃から主人は

言葉で訴えることが出来なくなったので

医師や看護士さんと家族で

主人の表情や動きからくみ取るしか

方法がありませんでした

 

3日目になると

辛そうな表情をすることが増えてきて

その度にモルヒネの量や回数を増やし

限界ギリギリでした

 

鎮静を行うかどうかの瀬戸際でしたが

結果的に眠剤入りしゃっくり止めで眠り

そのまま目を覚ますことはありませんでした

 

でも耳は聞こえていたと思います

 

鎮静は行わずにすみました

 

 

【尿】

緊急入院の朝自宅で1回

2日目 1回

3日目の朝 1回

(これが最後の尿になりました)

(亡くなる24時間前でした)

 

 

【便】

亡くなる24時間前に1回

ほんの少し

のり状の便

 

下血してたと思います

 

 

【熱】

37.0度~38.0度

 

 

【腹水】

なし

 

 

【むくみ】

なし

 

 

 

 

最期の最後は

自分の運命を受け入れるかのように

大きく深く息を吸って

 

 

 

息を引きとりました

 

 

 

 

 

 

どうかこの記録が

どなた様かのお役に

立ちますように