南米(ペルーなど)には60種類近い数の原種が、
自生している、
百合水仙(ユリズイセン(APG)科アルストロメリア属、球根性多年草)です。

 


如何にも南米らしい色と柄!!!
まだ紅や深緑色が花弁に含まれていないので、
エキゾリックな姿の一歩手前なのかも・・・

 


英名では、
インカの百合(Lily of the Incas)と呼ばれているだけに、

花の咲く姿は、
どことなく百合にも見えてきそうな・・・

 


パステルカラー風からシックな色合いまで・・・
南国ムードいっぱいの

 


百合水仙ですが、
この植物にも、
毒性が含まれています。

 

(雌蕊が裂けてくる頃(熟成期)には、雄蕊の葯は時期過ぎています。

他家受粉では、典型的な雄蕊と雌蕊の時間差熟成ですね。)


その有毒の多くが球根に!!

 

 

球根に傷などがつくと、
そこから液が出てきます。

 


この液(ツリパリンとツリポシド)が皮膚についてしまうと、
アレルギー性の皮膚炎症を起こしてしまいます。
口元を擦って、
口内に液が入ると中毒症状にも至ります。

 


お子さんもペット(わんこやにゃんこ)も、
この毒性に敏感ですので、
十分にご注意を!!
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花弁の特徴は、
6枚花弁ですが、
外花被の3枚には待つ実があって大きな花弁です。
内花被の3枚のうち2枚は、縞模様がクッキリとはいって、いかにもエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

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毒性を知った上で、扱えば・・・花持ちが他の植物よりも抜群に長い(品種にも寄りますが、1カ月くらい咲いている種類も!!)、これはとっても有難い植物です!!