緑いっぱいの立ち木に、
真っ白なハンカチが干してある様な・・・
ハンカチの木(ミズキ科ハンカチノキ(ダヴィディア)属、落葉高木)も、
今が旬ですね♪

 


この白いハンカチのような部位、
葉が変形した苞(苞葉)で出来ています。
大小2枚のハンカチって感じですね^^

 


近付いて見ると、
葉の姿にそっくりで、

 


色だけが緑では無く白く!!
葉脈もシッカリと葉の姿のままで。

 


花は、
白い苞が垂れ下がっている付根の部分に、
蕊だけの花が見られます。

 


この植物の花も、
花弁が無い花を付けるんです。

 


花には2種類咲いていると思います。
1種類は・・・雄蕊だけの花で、
もう1種類は・・・雌蕊と雄蕊の花です。

 


残念ながら・・・写真を見たら、
どれも雄蕊ばかりの花でした^^;
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苞は、花を保護するために葉が変形して出来た部位なのですが、
ハンカチの木のように、花弁の無い花の時って、昆虫などのお誘いの目印にもなる苞の様です。
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苞の凄いところは・・・
2枚の苞が花を包む様に垂れ下がっていますが、これが驚き!!!ハンカチの木の苞は、紫外線を吸収する物質を含んでいるのです。花に紫外線を当てない様に、大小2枚の方で包み込んでいるんですね!!
やはり、苞は、花を保護する役目が裏付けられたって気がしました^^
(ハンカチの木の苞を研究していけば、紫外線の効果的な除去機能をもった、窓に張るフィルムができるかも♪)