矢車草(ユキノシタ科ヤグルマソウ属、多年草)の葉が、
こいのぼりのマスト(支柱)の先端についた風車(矢車)の姿に似ていることから、
この名前が付いた様です。

 


一時昔・・・
矢車菊(キク科ヤグルマギク属)も矢車草と呼ばれていましたが、
今では、

矢車菊で統一されたみたいですね^^

 


本題の花は・・・
矢車草の花は、
質素と言うか簡素な、
小さな花をたくさんつけます。

 


一つの花(5mm~8mm程度)には、
花弁が無く萼片(5枚ですが、7枚や9枚の花被も見受けられます)が開いて、

 


中心に雄蕊(8本から15本)と、
雌蕊(2本)があるだけの花なんです。

 


全体で見ると、
刺がツンツンと出ている様な感じにも見えてきそうですが、
花の付いた花茎がカールしていたり、
額と蕊の饗宴があっての、
面白い植物ではないでしょうか!!