新芽の様な4枚の葉に包まれる様にして、
花柱だけの花が・・・
一人静(センリョウ科チャラン属、球根性多年草)です。
センリョウ科の植物・・・似ても似つかないと思ってしまいますが、
意外なことに、
紅い実をつく千両の花と共通点が多いのです。
一人静の花は、
花柱にいくつかの雄蕊と雌蕊が一対ついて、
その一対が複数で一つの花柱に。
雄蕊は3本が合着して、
花粉が出来る葯も雄蕊の先端ではなく根元に^^;
その近くに雌蕊の膨らみが・・・
ごく普通の雄蕊と雌蕊を想像してしまうと、
全く訳のわからない花になってしまう・・・
とても不思議な花の持ち主なんです。
もう少し暖かくなれば、
花柱も伸びて、
ブラシのような立派な姿に・・・
と言う・・・
萼も花弁も無い変わった花なんです。