福寿草の様にキンポウゲ科でも、
花弁がシッカリと見られる植物もあるが、
多くのキンポウゲ科は、
花弁が退化したり蜜弁や蜜腺に変化してしまったりして、

萼片が花弁の様に、
大きくきれいに、
花の存在を知らしめている様に発達している。

三角草((キンポウゲ科ミスミソウ属、宿根性多年草)も、
同様に、
萼片で出来た花被に葉、
目を疑うほどの美しさを見せてくれる。

なんで、キンポウゲ科に多く、
花弁の変わりに萼片に変化しているんだろう・・・

元々、
萼片も花弁も葉がスタート地点の植物ではあるが、
花と言う期間が出来てからは、
花が咲くまでの保護として、
萼片で覆われて、
蕾と言う状態を作ってくれているのですが、

蕾が膨らみ花が開花すると、
花弁が花の存在を周囲に知らせる役割をもって、
昆虫たちにアピールし始める。

保護と誘引の機能が分離しているということになるが、
キンポウゲ科の多くは、
萼片でて花を保護し、
萼片で昆虫を誘引して・・・
一つの機能で2つの役割を果たしていると言える。

今で言うならば、
効率の良い働きの萼片・・・
とも言える。

機能を細分化するよりも、
一つの機能で複数の機能を担うことで、
組織の発達を多に向けることもできる。

仮説ですが、
そう言う合理性の高い植物がキンポウゲ科に多いのでは・・・
その一つ多様な変化を見せてくれる三角草(雪割草)。

改めて、
萼片の美しさや蕊の美しさを見てみると、
効率の良い植物だからこそ、
昆虫の誘引に力が注げている証なのかも・・・

根拠も少ない勝手な仮説ですが、
30~40%くらいはかすっているんじゃないかなぁ・・・
って思ってます^^;
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花の写真を撮っていて、
親子連れのお子さんの一言が・・・
「なんで、同じ形で、いろんな色があるの・・・」
親御さんのい返した言葉が・・・とてもショックだった。
「何でだろうね・・・きれいだからじゃない・・・」
そこで、お子さんの思考は止まっちゃって、サッと走って、次の花を見に行っちゃったんです。

いろんなコトやモノに、
疑問を持つことって多いにいいことだと思います。
特にお子さんには、どんなことでも、疑問をもってもらいたいです。

そして、お子さんに聴かれたら・・・
きれいだから・・・も答えかもしれませんが、
一緒に調べてみようか♪と言って、未知の世界に誘ってあげて下さい。
きっといろんなことで、いろんな興味を持ってくれると思うんです。
その興味って、大きくなる過程で大切な気付きの原点になっていくと思うんです。