射干(アヤメ科アヤメ属)が咲き始めた後、
追いかけてきた様にして咲きだす姫射干(アヤメ科アヤメ属、多年草)です。

 


射干の背丈や花の大きさを、
一回り小さくした様な花を咲かす姫射干です。

 


射干は、
帰化植物ですが、
姫射干は、
日本固有種の植物なんです!!
北海道から九州まで生息範囲を持つ固有種も多くはないので、
見られる確率も高い植物の一つです。

 


しかし・・・この植物って背丈が低く、
薄暗い場所に自生することが多い姫射干なので、
見つけにくい花の一つでも^^;

 


小さな花なのですが、
とてもきれいな模様が目印!!
そして模様の真ん中あたりに、
濃いめ目の黄色(オレンジ色っぽい黄色のものも)い突起が付いています。
これ・・・蜜腺なんですが、

 


射干を蓋回り小さくし、
花弁の中央付近に、
蜜腺が飛び出している姿を見たならば、
間違いなく姫射干!!です♪

 

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北海道は西南部に、九州は北部に自生しています。
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好んで生息する場所は、木々が多く茂っている、
若干薄暗い様な場所で、やや乾き目の土壌を好みます。
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西日本は、
絶滅危惧種に指定されている場所が多く、自生地が壊滅的になっている場所も多くあるようです。