この天体写真は、過去のポジフィルム(スライド用のフィルム)をデータ変換したものです。

日本では、
青い雪だるまと呼ばれていますが・・・
やはり、青い雪玉(英名通り)が手頃な名前では・・・

アンドロメダ座の
惑星状星雲 NGC7662は、
丸い姿の雪玉の様な姿を見ることができます。

残念ながら肉眼だけでは見ることができませんが、
10cm程度の望遠鏡(屈折望遠鏡)で姿をとらえることができます。

この青色は、
水素核融合によって発せられているスペクトラムです(これを矮星と呼びます)。
核融合のエネルギーは表面温度で、
約7万5千K(ケルビン:約74,727℃)もの熱量を放出している計算になります。
惑星状星雲の中では、
最も温度の高い恒星とも言えます。

大小二つの雪玉を重ねた雪だるまとは姿が異なりますが、
青い雪だるまは燃え尽きる様な・・・
蒸発してしまう様な暑さと言う事ですね^^;



位置 赤経23h 25m 53.9s、赤緯+42°33' 00"
地球までの距離 1,790光年
星座 アンドロメダ座
日時 2012年09月15日 1時30分
機材 Canon T70、望遠鏡 Φ120mm L600mm f5
露出 2,280秒(38分手動ガイド)
フィルム 35mm ISO400 ポジ(リバーサル)フィルム
撮影場所  八ヶ岳 海の口

恒星図