爽やかな初夏の野草、
見付けると、
そんな言葉が浮かんでくる様な、
丁字草(キョウチクトウ科チョウジソウ属、宿根性多年草)です。

 


河川の土手などで沢山見ることが出来た・・・昔。
今の土手ってコンクリートになって跡形もなく、
無機質な灰色のザラついた面に、
上流から流れてくる、
植物の枯れ枝などのゴミが目立つだけの護岸に。

 


目立つ色合いの植物ではないが、
淡い青紫の花の姿は、
初夏を彩る爽やかな姿でもあった様に思う。

 


花の付け根には、
花を支える筒の色は、
花の淡い色とく比較にならないほど鮮やかな青色。
その先端に細い爪の様な萼が伺える。

 


絶滅危惧種の丁字草も、
園芸種として流通している植物。
この手段で生き残ってくれるだけでも有難い存在だと。
~~~
土手の野草(雑草)は、
土埃を抑えたり、根によって土崩れを軽減し、
流れ着いた有機質のゴミを栄養にして土に戻し、
自然の循環を作っている身近な場所だったが・・・