経営者は、社員よりできると思っているし、当然できることの方が多い。

 

しかし、多少できるからといって、自分を基準に考えて相手を責めたり、うまくいって当然という具合に褒めないでいると、いくら正論を振りかざしても肝心の成果をあげてもらうという結果(ゴール)からは遠ざかる。

 

ついつい「間違った言葉」でやる気をなくさせてしまうことは非常に多いが、できれば冷静に考えてから言葉を発したいものだ。

 

愛情のある厳しさ。

 

そう伝わらないと、効果がない。

 

社員が増えない、仲間がいない、人が離れていく、そんな経営者や会社に成功はない。

 

 

いくつか具体例を。

 

1.具体的な言葉で伝えると、「相手を見て、認めている」という好印象なイメージとなる。

 

いいんじゃない?→×

図解がわかりやすいな、次回も楽しみだ→○

 

へー。すごいね→×

いいね、色合いがきれいだよね→○

 

2.完璧を求めると辛口な言葉になるが、「60点でOK」という意識で伝えると、やる気になってもらえる言葉が出てくる。

 

まぁ、よかったんじゃない?→×

あれだけの資料を作れたら、どの部署に行っても通用するよ→○

 

3.主観的な話をすると嫌味っぽくなる言葉も、「他人(なるべく大勢)の客観的な感想や評価」を伝えることで、より伝わる言葉に。

 

おまえ、手堅く仕事するよな→×

おまえの仕事堅実だって、うちのミーディングで話題になったよ→○

 

4.役職や属性で褒めるよりも、「行動やセンス」を伝えることで相手の自尊心に響く言葉になる。

 

やっぱり僕みたいな社員じゃなくて、社長が行くと話が通りますね→×

社長の話はロジカルだから、すぐに話が通りましたね→○

 

5.問題が起こったときなどは、一方的にぶちまけず、まずは現状の把握をしようと言葉を伝えることで、信頼してもらえる。

 

先方からもクレームがきてるぞ!→×

先方から連絡があったけが、心当たりはあるか?

 

6.注意するときは「さえ」という言葉を上手に使えば、他は良いという認識になり、改善点を直せば伸びるという印象になる。

 

その言い方してる限り、いつまでたっても契約は取れないぞ→×

の言い方のクセさえ直せば、売上はもっと上がるはずだ→○

 

7.他人と比較せずに、「過去と未来の比較」を言葉にすることで、成長を促せる。

 

アイツだったら、そんな間違いしないぞ→×

昔の君だったら、もっと集中して間違えてなかったんじゃない?→○

 

8.失敗したことを責めるのではなく、「何かあったら守る」という思いやりの言葉で、相談しやすい関係に。

 

なんで相談しなかったんだよ→×

一言相談してくれたら、何かあったときフォローできるんだから→○

 

 

どうでしょう?

参考になりましたか?

 

同じことを伝えるにも、自分が発散したいだけの言葉は相手を単に傷つけるだけ。

それは経営者でなくても、恋愛や家族に対しても同じことが言える。

メールやlineなども、気を付けないと大きな溝を作ることになる。

 

コミュニケーションの基本。

だけれど、それがなかなか難しいんです。

 

でも意識して、習慣にしようとする努力は必要だ。

とくに経営者ならば、結果(売上など)に直結する大事な要素。

 

ぜひ、次に人に会ったら意識して実践してみてほしい。

間違いなく今までより良好な関係になるはず。

 

経営で困ったことがあれば、どんなことでも相談にのります。