トイレをリフォームしたいと思っている方へ

主要3メーカーのトイレのポイントを紹介する2回目はLIXILです。
LIXILのトイレは、昔のINAX(イナックス)なのです。会社名はLIXILに

なっていますが、ブランドとしてINAX名が使われていて、

成り立ちは1887年までさかのぼれるほどの老舗なのです。

■TOTOのライバル、老舗としてシェア第2位LIXILのポイントを
※商品やシリーズによって備わっていない機能もあります

温水洗浄便座のノズルに注目

他メーカーと大きく異なるノズルが2本のLIXIL。

おしり洗浄ノズルとは別に、女性のために優しいビデ洗浄用ノズルの
2本を搭載しています。
それぞれが専用のノズルなので洗い心地もそれぞれ快適に。

特にビデ洗浄ノズルは、温水の穴が多く、空気を混ぜながらお湯を

出してくれるのでソフトな肌ざわりの洗い心地が◎。
うれしい気配りの安心・清潔設計が人気のポイントになっています。

さらに、このノズルには銀イオンパワーで細菌の繁殖を抑制する

抗菌樹脂を採用しています。
また、使用後には銀イオン水で自動的に洗浄。洗い流すだけでなく
銀イオンが除菌と菌の繁殖を防いでくれます。

もうひとつうれしいポイントが、ノズルの先端だけを簡単に交換OK。
普段から掃除をしっかりしていても、落ちにくい汚れがついてしまう部分。
簡単に取り外して自分で交換ができてしまいます。
※ちなみに交換用ノズルはAmazonでも販売されていました。

便器の清潔感をどうキープ？

陶器製の便器では、いつの間にか落ちにくい水アカや汚れが付着してしまい
きれいに落ちないことが。
これを解決したのがINAXのアクアセラミックです。

水と馴染みやすい性質を持っているので、もし汚物が便器に残っても
水を流すことで、その水が汚物の下に入り込んで浮かし、落としてくれます。

また、とても硬いジルコンという鉱物を陶器表面を焼き付けるための釉薬に
使っているので、傷が付きにくく、摩擦テストでもお掃除ブラシで2往復1年間
お掃除した場合の約7万回(100年)をクリアしています。

このアクアセラミックの性質をさらに活かすため、便器内を濡らす

鉢内スプレー機能を持たせたシリーズや、細かい泡を溜めて

クッションにすることで尿ハネ防止、着水音軽減効果を持たせた

シリーズなどもラインアップされています。

便座は、汚れが入りやすい継ぎ目ががない設計。

さらに便座の裏は銀イオンパワーで細菌の繁殖を抑制する

抗菌樹脂そ採用した防汚素材なのでさっとひと拭きのらくらくお掃除です。

流す方法にもしっかり工夫が

TOTOと同じような方法なのですが、INAXはパワーストリーム洗浄と呼ばれています。
便器上部の脇から吐き出される強力な水流がすみずみまで回り、少ない水でも
しっかりと汚れを洗い流します。この水流の強さが、先程お話したアクアセラミック
の性質をより効果的なものに。

掃除してみてわかるデザインのポイント

今までの便器で、掃除がしにくく汚れも残っていたフチ部分は、TOTOと同様に
スッキリとしたデザイン。フチがまったくないフチレス形状やさっと拭きやすいように
設計されたスマートフチ形状になっています。
また、便座と便器の隙間はお掃除リフトアップと呼ばれる便座が垂直に持ち上がる
構造で、気になる部分も楽にお掃除ができます。

気になる臭いは

消臭方法に採用しているのが、プラズマクラスターのパワーです。
これはプラズマクラスターイオンが臭いの元になる菌を除菌してくれます。
消臭効果以外にも、浮遊カビ菌や付着菌も除菌して、きれいなトイレをキープ。

また、便器内に気流を発生させて臭いを吸いこむエアシールド脱臭機能や
座ると強力脱臭が始まるＷパワー脱臭にも注目です。

他にこんな嬉しい機能も

便座に近づくと自動でフタが開き、離れると閉まってくれるフルオート便座や、
夜間に便器内だけがほんのり点灯するライトはTOTOだけでなくLIXILでも。
独自のユニークなのは、心地よい空間演出として便座に座ると自動的に音楽が
流れるリラックスミュージックDX機能です。音楽が流れることでゆったりと
用を足すことができるのはLIXILだけ。
またBluetooth(ブルートゥース）で連携させるとスマホがトイレリモコンや
アプリによるトイレ日記として記録が付けられるような機能は、一歩先を。

メーカーが培ってきた技術から生まれた、便利でうれしい機能。
知っておけば、新しくするトイレもより快適につかえるはずです。

次回のブログではパナソニックが展開しているトイレのポイントをご紹介します。

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トイレをリフォームする前に(メーカー・LIXIL編)