そごう美術館「空箱職人 はるきる展」 | カ素ブログ

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そごう横浜店6階のそごう美術館で開催中の「空箱職人 はるきる展」を見に行ってきました。

そごう美術館は2014年以来です。↓

 

 

 

「空箱職人はるきる」さんはお菓子の空箱などで作った作品をSNS等で発表しているアート作家で、私もTwitter等で見た事がありました。その展覧会が地元であるならこれはちょっと見たいなと。

 

PS5のゲームの空箱で作られたゲームに登場するドラゴンぽいクリーチャー。

キャラクターを知らないので普通にゾイドかと思いました。イヤ作り込み凄まじい…。

 

「ブルボン アルフォート」で作られたファンタジーな飛行船。これの作り込みもハンパ無い。

個人的にアルフォートが好きでたまに食べるので、その空箱でこんな物が作れる事に驚愕します。

 

別の味のアルフォートで作られたファンタジーなクジラ。クジラの躍動感も見事ですが、その上を飛ぶ帆船も宙に浮いてるように見えていて、とにかく凝りようがスゴイです。

 

「元気でんき」のミルクキャラメルで作られたロボット?色のせいか零号機ぽさもあり。

因みに「元気でんき」ははるきるさんのお父さんが代表を務める会社だそうです。

最初のドラゴンもそうですが、すごくキャラものっぽいモノからファンタジーなモノまでデザインセンスそのものが優れていて、さらに工作力も高いというのが「はるきるさん」のスゴイところです。

 

「ロッテ アーモンドチョコレート」の騎士。お菓子のロゴをデザインに入れ込んでる辺りにもセンスの良さを感じます。各作品にこのポイントがあって、これがまたいい味になってます。お菓子だけに。

 

羽ばたくキョロちゃん。

 

「キッコーマン おいしい無調整豆乳」のファンタジーなミミズク。

豆乳を毎日飲んでる私としてはこれにも驚きました。言ったら”紙工作”なんですが、やっぱりこのセンスは素晴らしい。

 

おしゃれ可愛いピアノ。譜面が「お客様相談センター」なのが面白い。

 

「ネピア 鼻セレブ」のゴマフアザラシ。背中からティッシュ出てる。

 

平面の顔を再構成して立体にしてしまうところもまたスゴイ。

 

「ナビスコ リッツ」で作られた翼のあるライオン。圧巻の密度と作り込み。

リッツのイメージから遠く離れた出来栄えです。7箱使ってるそうで、食べるの大変だったでしょうね。

 

「はるきるさん」の仕事部屋を再現した展示。一見するとお菓子ばっかり食べてるヒトみたい。

展覧会の最終日はご本人がここで実際に作品制作をするそうです。

 

おしゃれなのよねホント。

 

「S&B ディナーカレー」のクラシックカー。バンパーの商品説明とバックミラーの「中辛」。

 

とにかく作り込みの凝りよう。設計図とかは無いらしいです。それもスゴイな。

 

今展のメインビジュアルにもなっている「グリコ ビスコ」のロボット、ロボットかこれ?

顔が子供のまんまなのがちょっとコワい。それはそうとセンスがいい。

 

「清州桜醸造 清州城信長鬼ころし」で作られたまさしく”鬼”。

パッケージの図柄が身体の彫物に見えるあたりがカッコいい。

 

分かりやすく具現化された「きのこの山」と「たけのこの里」の戦い。これもロゴの使い方が上手い。

 

「日清食品 カップヌードル」のカッコいいロボット。他にも別の味ごとに全部で4種類ありました。

やっぱりこのアニメやゲームキャラのようなデザインとがっつりファンタジーに寄せたデザインの振り幅の広さはスゴイです。

 

ノーマルなカップヌードルで作られた宇宙飛行士。サイズ感もあってなんかカワイイ。

 

これ、ヘルメットのシールドを「フタ止めシール」で再現してるのが芸コマなんですが、キャプションの横にその説明と共に実際の「フタ止めシール」も展示されてるのがまた面白い。

 

「明治 アポロチョコ」の可愛いロケット。イチゴ柄が可愛すぎる。

 

搭乗員も可愛すぎる。

 

「ナビスコ オレオ」で作られた戦闘機の編隊飛行。

 

キャプションには書いてませんでしたが、形からするとF-14トムキャットぽく見えます。だとしたらこの再現度はスゴイ。ずっと”スゴイ”ばっかで語彙力無い感じになってますが”スゴイ”んですホントに。

 

展覧会の内容的に子供から大人までかなり幅広い客層で賑ってました。みんなが知ってるお菓子や食品のパッケージが材料なのでその辺の親近感もあり、オタクごころをくすぐられる部分もあり、それでいてしっかりアートとしても成立しているのでホントに万人が見て楽しいと思える展覧会だったと思います。