秋葉原の「DUB GALLERY AKIHABARA」で行われている、
「ガメラ アキバ上陸!powered by 特撮のDNA」に行ってきました。
秋葉原駅からすぐ、ヨドバシカメラからもすぐのビルの中なんですが、外観の写真を撮り忘れてます。
なかなかの雑居ビル感で現場の前に来てもちょっと入っていいか迷う感じでしたが、何とか行けました。
ガメラ生誕55周年を記念して開催された「特撮のDNA」による展示と物販のイベントです。
最初のガメラから55周年という事ですが、展示物は平成ガメラシリーズがメイン。ここ胆です。
9月に行った「ウルトラマンGENEALOGY」と同様、特撮のDNAが絡んでるのも期待を誘うところです。
展示は順を追って平成の1作目「ガメラ 大怪獣空中決戦」からスタート。
さっそくギャオスが飛んでいます。写真だと茶色く見えますが、実物はやや紫がかった茶色です。
これは恐らく東京タワーの上で巣作りしているギャオス。なんかカワイイ。
平成1作目のガメラ。アニマルトロフィースタイルです。
目が大きくてカワイイ。キバの付け根部分にラテックスの劣化が見られます。
平成2作目「レギオン襲来」のコーナー。目の前にいきなりの大物が。
ソルジャーレギオンの実物スーツ。劇中ではあまり大きな印象がありませんが、人が入る着ぐるみとなるとそこそこ大きいです。一見して人型に見えないのところがデザインの妙。
非常凝った作りの眼球や外皮のディテールが素晴らしい。
胴体の右脇にファスナーを発見。着ぐるみを着るためのファスナーでは無いみたい。なんだろ?
平成2作目のガメラヘッド。1作目と比べるとトサカが張り出し、丸みが薄れた感じ。
目元にはまだ可愛らしさがあるかな。キバがやや小さくなってるのに初めて気付く。
横顔は随分と精悍さが増してます。「レギオン襲来」、名作です。
ガメラの飛び人形もあり。この飛行形態は1作目から案があったのを大映の重役が難色を示したため次作まで登場を見送られたと、当時関係者の方から伺った事があります。
絵コンテの一部も展示されてました。これは興味深い。
3作目「イリス覚醒」のコーナーにも当然のガメラヘッド。鋭角さがさらに増して目も小さくなり1作目の可愛らしさは完全に消滅しました。個人的に一番好きなガメラです。
その横には「トラウマガメラ」と呼ばれるガメラの頭部。1作目のガメラの改造らしく全体のシルエットからは1作目の面影が見られますが、禍々しいディテールの追加でほぼ別物になってます。これもまたカッコいい。
こうして並べてみてトラウマの方を1作目とすると頭部が小さくなっているのに気付きます。
「イリス覚醒」も名作。個人的にはそれまでのゴジラ映画のマンネリ感に興味を失っていたところに、平成ガメラ3部作が始まり怪獣映画に引き戻された感じかも。
で、ふと足元を見ると幼体イリス。小さく見えるけどそこそこの大きさはあります。
丸い目が可愛らしいけど設定的には”目”ではないらしく、「主人公に愛情を注がれるよう仕向けるために発生した何らかの器官」というオカルト設定なところがまたカッコいい。且つカワイイ。
甲羅のような部分のディテールが素晴らしい。
劇中でのお食事シーンで出てくる缶詰。大和煮だったんだアレ。
イリスの初期デザイン案。悪魔ぽさだったりエヴァの使徒ぽさだったり、決定までにかなりデザインを練った事が伺えます。こういうのが見られるのは非常に楽しいです。
こんな感じで展示数自体は正直やや少なめではありますが内容はかなり濃いめです。
以前、別のイベントで見たモノと同様の展示物も幾つか見られましたが、撮影に使われた実物を見られる機会は基本的に少ないので「また見れたw」感の方が強いです。この手のイベントホント好き。
12月26日まで!もうすぐ終わっちゃいます!!
因みに以前見に行ったガメラ絡みのイベントレポです↓