所沢航空発祥記念館 | カ素ブログ

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航空科学博物館から京成本線と山手線と西武線を乗り継いで埼玉県所沢市へ。

航空公園駅で下車すると早速視界に大きな機影が。

 

この日2機目のYS-11と遭遇。こちらは元エアーニッポンで就航していた機体です。

さすがだな、航空公園駅。

 

駅からしばし歩くと所沢航空記念公園に到着。週末の公園は親子連れでほのぼの賑わってます。

と前方にまたも大きな機影が。

 

C-46中型輸送機「天馬」。退役した元航空自衛隊の輸送機です。さすが航空記念公園。

 

若干の寄り道を経てやっと到着、所沢航空発祥記念館です。

 

こちらも入ったとたんにこの状況ですウホホ。そして日の丸が目立ちます。

所沢は明治44年に日本初の軍用気球試験所が置かれた“航空発祥の地”として平成2年に公園と記念館が整備されました。

 

航空科学博物館が旅客機メインだったのに対してこちらは自衛隊機がメインです。

そのため日の丸いっぱい。自衛隊機にも萌えます。男の性。

 

展示室に入って最初に目に飛び込んでくる黄色い機体、「ノースアメリカン T-6G」。

航空自衛隊の練習機として昭和44年まで活躍し、今はここで隠居の身です。

 

「シコルスキー H-19」は中型実用ヘリとして軍用、民間用として世界中で重宝されたヘリ。

自衛隊機はこのオリーブドラブの機体色に黄色のさし色がたまりません。

 

 

個人的にここで最も気になったヘリ、「バートル V-44」。

 

中央で折れ曲がった独特なシルエットの機体。“フライングバナナ”という愛称でこのヘリもかつては世界で活躍しました。昔の東宝特撮映画なんかで見た事があります。本物は初めて見ました。

 

機内。けっこう天井は低いです。

 

 

小田急ロマンスカー並みに視界の広いコクピット。

 

このアングルで何かに似てるなと思ったら、エヴァンゲリオンに出てくるV-TOL攻撃機。

あっちはティルトジェットで水平尾翼は無いですが、機体のそり具合はかなり酷似。

 

なんだかんだ自衛隊機のカラーリングに反応してしまう昭和生まれ。性である。

 

昨年放映されたテレビドラマのために再現された九七式戦闘機。

実機の図面が現存していないため、再現までにはかなりの苦労があったそうです。

 

航空の歴史に関する展示室。

 

ガラスケースに展示されている九一式戦闘機。こちらは当時の実物です。

第二次大戦中に個人の方が購入し戦後も屋内で保管されていたため、戦闘で使用されていない状態をある程度保っている非常に貴重な航空遺産として保存されています。

 

頭上に飛ぶ飛行機群が気になるので2階へ。

 

1階では長すぎて分かり辛かったバートルの全身がよく見えます。

 

「スチンソン L-5」という古い機種。主翼も胴体も布張りということで手触りがやさしそう。

自衛隊の前身である保安隊で使用していた機体だそうで、ホントに古い。

 

「ビーチクラフト T-34メンター」自衛隊の初期練習機として使用されていた機体。

練習機と言えばやっぱりオレンジ。

 

そして見た瞬間ちょっと興奮してしまった「HU-1B」。映画好きにはお馴染みのヘリです。

 

世界中で今だ稼働中の定番ヘリ。自衛隊でも現役です。映画にも多数出演。

洋画はもちろんシン・ゴジラにも出てます。さすが現役。

 

なんかどうしてもヘリコプターに興味がいってしまう。飛行機も好きなんですけどね。

 

九七式も上から。

 

成田の航空科学博物館と同様、こちらも想像以上に面白かった。来てみて正解。

意識したわけでは無かったんですが成田は旅客機、所沢は軍用機とすみ分けされていて、

我ながら惚れ惚れする博物館探訪プランでした。電車移動は時間かかるけど。

 

夕暮れ迫る所沢航空発祥記念館。

シミュレーターなんかもあって親子連れも多かったですが、展示を見るだけでも楽しいです。

 

「所沢航空発祥記念館」公式HP

http://tam-web.jsf.or.jp/contx/

 

 

 

記念館を出るとC-46のエンジンにスズメが。退役後は穏やかに過ごせているようです。

 

航空公園駅に向かいつつ航空記念公園をふらふら。まだちょっとだけ紅葉が残ってました。

 

園内にある日本庭園。歳取るとこういうのが好きになるんですな。勝手に実感。

 

 

 

航空公園に到着。今回、飛行機縛りだった博物館巡り。なかなか面白かったです。

今まで自然史系メインでしたが、こうして他のジャンルを見るのも色々知る事が出来て楽しいです。

やはり博物館は奥が深いです。