藤沢~相模原 | カ素ブログ

カ素ブログ

お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

神奈川県の博物館を強襲する旅。

 

ステキな骨との出会いを求めて

 

小田急線六会日大前駅から徒歩5分程、

「日本大学生物資源科学部博物館」を訪れました。



大学内にある博物館で、一般の人も無料で見学が可能です。

ここは大型動物の骨格標本が多数展示されている他、

一部小型哺乳類の解剖液浸標本など

普通の博物館ではあまり見られない標本も見られます。

 

ただし、大学の研究資料なので撮影NGです。

 

規模としては大きくはないのですが、

骨格標本も含め手作り感のある展示は

普通の博物館とはまた違う雰囲気があって良かったです。

 

「日本大学生物資源科学部」HP

 

http://www.brs.nihon-u.ac.jp/facilities/museum.html

 

 

とは言え写真を撮りたい欲求があったので、

 

 

神奈川県を北上する事に。

 

町田で横浜線に乗り換えてJR淵野辺駅で下車。

 

20分程歩くと徐々に緑の濃いエリアが見えてきます。

柵に囲まれた森のような区画。

道やベンチなど整備されてはいますが

コンクリートなど一切無い限りなく自然に近い公園みたいな所。

国道の横にあまりに立派な森があるんでちょっとビックリ。

 


ビックリしつつ着きました。

 

相模原市立博物館です。

緑に囲まれたガラス張りの綺麗な建物です。

道を挟んだ隣りはアノJAXA相模原キャンパスです。



という事でエントランスには火星探査機「のぞみ」の原寸模型が。

ここはプラネタリュームも併設された博物館ですが、

この日は来るのが遅めだったため見る事は出来ませんでした。



という事で常設展示の見学。

相模原台地の成り立ちから相模原の移り変わりを

自然や文化を通じて順を追って展示されています。

マンモスの実物化石がお出迎え。



旧石器時代ではおなじみの大型のツノジカ。



縄文土器なども充実の品揃えです。

紋様のレパートリーなど意外に多様です。



仏教遺産の展示。



農業の発展と暮らしについての展示。



あらゆる農具の展示。鍬だらけです。



バリエーション豊富。




相模川などに沿って続く段丘崖と

そこに生息する生物を再現したジオラマ。

自然体系の実物大ジオラマは地域の博物館の醍醐味です。



明治から昭和初期にかけて養蚕の発展により

移り変わってきた相模原の移り変わりを紹介する展示。



高度経済成長期から現代までの様子を伝える展示。

レトロな家具や家電などが展示されています。



上の展示ブースから突然のSF空間。

JAXAとのご近所付き合いで、

宇宙開発に関する展示もあります。



「はやぶさ」で話題となったイオンエンジンの初号機。

実用性の確認に使用された実機です。

他にもはやぶさの開発に関わる展示品多数。



常設展示の見学を終えて館内をしばし散策。

とにかくガラス張りの明るいエントランスから見える

屋外の木々がなんとも言えない開放感です。



2階階段から。

主な展示は1階。2階はイベント等に使われる

研究室や実験室と喫茶室。



螺旋階段を降りた地下階は大会議室とホワイエ。

白で統一された外壁で非常に洗練された造りになっています。

HPの沿革を見てみると、

神奈川県建築コンクールで最優秀賞だったり

グッドデザイン施設に選定されてたりします。

なるほどね。

 

個人的には展示内容よりも

 

施設そのものの美しさに目を取られました。

入館も無料なので、

地域のコミュニティースペースとしての意味合いも強いようです。

 

 

「相模原市立博物館」公式HP

 

 

http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/index.htm

 

 

せっかくなので、ご近所にも挨拶に。