1月17日/国公立24大学駅伝の展望など | 東京学芸大学陸上競技部 公式情報掲示板

1月17日/国公立24大学駅伝の展望など

1月17日(土)に埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を発着点とする同公園内周回コースにて「第12回国公立24大学対校駅伝」が行われます。
 
男子対校の部(およびオープンA/6区間38.58km)に20校(オープン23チーム)、女子対校の部(およびオープンB/4区間16.62km)に12校(オープン28チーム)が出場予定です。
 
東京学芸大学は、男女の対校の部、オープンAに1チーム、同Bに10チームがエントリーしています。
 
スタート時間は、女子対校とオープンBが10時50分、男子対校とオープンAが12時30分。
 
コース図や各校の区間エントリーメンバーなどの詳細は「国公立大学陸上競技連盟」のHPにアップされていますので、そちらをご覧ください。
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http://npla1986.org/information.html
 
 
過去11大会で男子は優勝3回、2位2回、3位2回。女子は優勝8回(3連勝中)、2位2回、3位1回。アベック優勝も2回という戦績で、男女とも現行コースでの大会記録を保持しています。
 
今回も目標は「アベック優勝」といきたいところですが、男子は2015年4月以降もチームに残るメンバーで編成して挑むこともあり、残念ながら優勝争いには加われそうになく「6位入賞」が目標です。


女子は、前回マークした大会記録を更新しての4連勝&9回目の「優勝」を目指します。
 
以下は、各校の区間エントリーをもとに学芸大を中心としたレース展望です(なお、当日の朝に補欠とのメンバー変更が認められていますが、ここでは1月14日現在での登録メンバーをもとにしました)。



<女子対校(&オープンB)展望>

女子対校は、大きなアクシデントでもない限りは東京学芸大の4大会連続9回目の優勝がかなり濃厚か?
 
学芸大の区間配置は下記の通り(記録は2014年のベスト)。

1区(5.17km)鈴木翔子(3年/5000m17.02.01/2014年関東インカレ3000mSC8位)
2区(3.14km)山田はな(2年/800m2.08.01/2014年日本インカレ800m4位)
3区(3.14km)卜部蘭(1年/1500m4.24.24/2014年日本インカレ1500m6位)
4区(5.17km)古口真理(3年/5000m16.52.25/2015年全国都道府県対抗女子駅伝・栃木県代表・7区4km・区間23位13分26秒)


のベストメンバーで、前回、学芸大がマークした大会記録58分26秒の大幅更新に挑む。
 
1区・鈴木は、本来は800mが専門だが、関東大学女子駅伝などに向けて長い距離にも挑み、2014年の国公立24大学では初挑戦の5000mで優勝した。現段階で800m・1500m・1万m・3000mSCの4種目で関東インカレの参加標準記録をクリアしている。1区を担当するのは中学2年生以来7年ぶり。オープンの男子選手にうまく食らいつければ、柴田千歳OG(2014年卒。現、日本郵政)が持つ区間記録(17分39秒)の更新も期待できそうだ。過去2大会は2区と3区を受け持ち2年連続区間新で区間賞を獲得している。
 
他校のエントリー(記録は、大会HPのエントリーリストに掲載されているものによる。なお、2014年の成績などは各大学陸上部HPなどから調査した)は、
1区では新潟大の横山千晶選手(2年/5000m17.05.78)が鈴木に続く自己ベストを持っている。ただ、2014年は18分10秒18がベストで鈴木とは1分以上の差がある。
 
ともに800mが専門の福島大・小野莉奈選手(2年/5000m18.33.03/2014年日本インカレ800m6位)と都留文大・沖田真理子選手(4年/1500m4.39.88)が不気味な存在。2014年の24大学対校1500mでは小野選手が優勝、沖田選手が2位で鈴木(4位)に先着している。


その他のチームでは、茨城大の高野美幸選手(2年)が5000m17分57秒31の記録を持っている。鈴木がトップでタスキをつなげられれば、学芸大としてはその後の展開が非常に楽になるが……。
 
2区・山田も800mが専門だが、鈴木同様に関東大学女子駅伝などに向けて長い距離も走り込み、12月20日の日体大女子長距離競技会では初挑戦の5000mを17分32秒34でカバーした。前回も2区を担当し、10分52秒の区間新で区間賞を獲得している。3000mの公認ベストは10分39秒だが、練習での状況からすると9分台の力はありそうで、2年連続の区間新は普通に走れれば間違いなさそう。ターゲットは10分30秒前後か?
 
他のチームの2区では埼玉大の池田真依子選手(3年/3000m10.11.33)が強そう。秋の24大学対校の5000mではラスト1周まで鈴木(優勝)と古口(2位)にくらいつき3位に入っている。11月16日の日体大長距離競技会では17分26秒41で7年ぶりに埼玉大学記録を更新した。本来であれば1区を担当する実力を持つが、インフルエンザのため2区にまわることになった模様。


また、都留文大の上浦千晶選手(3年/1500m4.42.44)は8月の関東甲信越大学1500mで自己新をマークして2位。福島大の中村あゆみ選手(1年/1500m4.46.12)は800m2分13秒55のベストを持ち、10月の東北学生選手権では800m4位、1500m6位になっている。
 
もしも2区まで他校に食い下がられた場合、学芸大としては日本インカレ1500m6位の3区・卜部で一気に抜け出したいところ。11月下旬に貧血に見舞われたが年末には無事に回復。鈴木の持つ区間記録10分59秒の大幅な更新も有望で、同じコースを走る2区・山田との「区間タイムでの勝負」も興味深い。
 
他校では、前回もこの区間を走って鈴木と10秒差で区間2位(区間新)だった800m2分ひと桁の都留文大・細田友里絵選手(4年/5000m19.04.93)あたりが強そう。茨城大は5000m17分34秒50の自己ベストを持つ廣瀬未来選手(1年)が走るが、2014年は1500m5分01秒94が最高で本来の実力をまだ取り戻せていないようだ。
 
アンカー(4区)は古口が2年連続で担当。1月11日の全国都道府県対抗女子駅伝から2週連続、中5日でのレースとなる。今大会にエントリーしている女子選手で唯一の5000m16分台の記録を持っていて、秋以降もコンスタントに走れている。前回、茨城大の黒澤夏楠選手(2014年卒)がマークした17分39秒は、同じ距離の1区を含めての歴代最高(1区の柴田千歳OGも17分39秒/2012年)ではあるが、気象条件に恵まれれば十分に射程圏内といえそう。
 
他校のアンカーでは、800mが専門の都留文大・中村美咲選手(3年/5000m17.30.52/前回1区3位、前々回1区2位)が強そうだ。
 
2年前のような5m以上の強風などに見舞われなければ、58分26秒の大会記録(2014年/学芸大)の大幅な更新も期待できそう。4人全員がうまく走れれば「56分台」の可能性もあるかもしれない。
 
また、これまで8回の優勝は「3区間で区間賞」だったが、「4区間すべて区間賞」はまだ1度もない。そちらにも期待がかかる。
 
学芸大に迫ってきそうなチームは、都留文大、福島大あたりか?
 
女子対校と同じレースの「オープンBの部」には、学芸大からは10チームがエントリー。

・男子短長A/100m11.43、11.60、11.69、11.71で出場
・男子短長B/100m11.08、11.67。400mH51.87、52.53で出場
・男子短距C/100m10.85、11.49、11.92。400m50.67で出場
・男子中長B/他大学の女子対校、オープンBを含めて全体のトップが目標
・女子中長/長距離の島川と2014年関東インカレ1万mW2・3・4位の八木・渡邉・根本で出場
・4年生男女混合/男子100m10.96、女子800m2.21.13・走幅5.76・七種5047点で出場
・男子混成A/十種7272点、6740点、6373点、6071点で出場
・男子混成B/十種6822点、6709点、5975点、4618点で出場
・男女混成C/十種6728点、5832点、5403点。七種4578点で出場
・院生&4年生男子/研究室の院生と4年生の男子で出場
 
上記の学内10チームの中では、他校を含めて全体でのトップを目指す「男子中長B」と「院生&4年生男子」が強そうだ。
 
「男子短長」「男子混成」のうちのいくつかは、学芸大の「女子対校チーム」に勝つことを目標にしているかもしれないが、それは「厳しいかも?」で、競歩の関東インカレ上位入賞者3人を2区以降に揃えたオープンの「女子中長」がいい目標になりそうに思える。とはいえ、女子競歩トリオも5000m(RUN)の自己ベストは、17分30~40秒前後なのでかなり手強いはず。
 
「女子中長」は、ひとつでも多くの他校の女子対校チームに勝って上位に進出したいところ。もしも、対校チームとあわせて女子の1・2位独占ができれば100点満点。
 
「短長」の3チーム間、「混成」の3チーム間、あるいは「短長」vs「混成」のブロック間でのバトルも内輪受けしそうだ。
 
 
<男子対校(&オープンA)展望

2連勝を目指す東工大を中心に、信州大、埼玉大、東北大、新潟大、一橋大あたりが絡んでの優勝争いになりそう。
 
区間エントリーされている各チーム6人の5000m平均記録は下記の通り。
 
なお、5000m以外の種目の記録でエントリーされている選手は、1986~2010年の中長距離種目で日本リスト&高校リストに入傑した数万人のデータをもとに求めた各種目間の平均倍率から5000mの記録に換算した。
 
例1)10000mから5000mへの換算は、
 30.11.08÷2.085137=14.28.57

例2)1500mから5000mへの換算は、
 4.12.58×3.686470=15.31.13

 
<6人の5000m平均記録によるランク>



・「*」印は、5000m以外の種目の記録でエントリーした選手を含むチーム。
 
1)14.56.23* 信州大
2)15.04.65  東工大
3)15.13.23  埼玉大
4)15.15.23* 新潟大
5)15.16.07* 一橋大
6)15.16.82  東北大
7)15.23.11  横国大
8)15.27.37* 東農工大
9)15.33.29  高崎経大
10)15.36.83  東学大 <---
11)15.37.76  首都大
12)15.44.02  群馬大
13)15.52.58  千葉大
14)15.54.15* 宇都宮大
15)15.59.46  茨城大
16)16.04.81  山梨大
17)16.04.94  静岡大
18)16.05.44  電通大
19)16.10.52  東外大
20)16.28.18  横市大
 
区間によって距離も異なるし、当日朝の補欠との選手変更もあるのでエントリーされている6人の5000m平均記録がそのまま駅伝の結果に結びつく訳ではないが、各チームのおおよその戦力はつかめよう。
 
「6位入賞」を目標とする今回の学芸大チームにとっては、上記のデータからしても苦しい戦いになりそうなことは否めない。
 
1区(9.72km)のレースの主導権は、東工大・松井将器選手(3年/14.21.57)が握ることは間違いなく、スタートからハイペースの展開が予想される。2年連続1区の区間賞で区間記録保持者(29分09秒)でもある。箱根駅伝では「関東学生連合」の9区を担当した24大学加盟校でNo.1の実力者だ。
 
同じく関東学生連合に選ばれた埼玉大・山田幸輝選手(2年/14.47.54)や1万m30分11秒08の信州大・岡野耕大選手(3年)をはじめ、14分台から15分台そこそこのベストを有する東北大、農工大、首都大、一橋大、高崎経大、新潟大などのエース達が松井選手の背中を追いかけることになりそうだ。
 
学芸大の1区・柘植翔太(3年)は5000m14分53秒45がベストだが、夏頃からの故障に半年あまりも苦しめられてきた。が、年末から年明けにかけてようやく復活してきた。区間を決める1月7日の学内最終選考会の5kmではトップを奪取。各チームのエースが集う最長距離のこの区間でいかに入賞圏内に近い位置でタスキをつなげられるかが、チームの目標である「6位入賞」にとっての大きなポイントになる。前回は3区で区間3位の走りをしている。
 
2区(3.14km)の杉森亮太(2年/15.27.53)は中距離が専門。5kmの距離にはまだまだ後半に不安があるが、3km区間であれば1500m3分台のスピードを生かして何とか持ちこたえられるはず。12月の日体大長距離競技会の5000mでも中盤まではいいリズムの走りをみせていた。ここでも入賞圏内の位置を粘り強くキープしたい。
 
3区(7.69km)は、1区に続くエース区間で黒島永竜(2年/15.38.56)が担当。他校の選手の持ちタイムは、14分台が5人に15分台前半が5人で、黒島は13番目と苦戦はまぬがれない。が、オープンで出場した前回もこの区間を走り、オープンチームの中では区間4位のタイムの好走をみせている。年明けの学内最終選考会5kmでは柘植に続く走りをみせて、この区間を任せられることになった。重要なレースでしっかりと力を出せる選手だ。
 
4区(5.17km)は、前回に続いて吉原稔(3年/15.42.20)が走る。秋以降にぐんぐん力をつけてきて、「14分台」も見えてくるほどの勢いがあった。11~12月頃には「1区か3区か」という状況だったが、年末から年明けにかけて体調を崩したこともあって学内最終選考会の5kmで失速してしまった。1月12日の区間エントリー段階での体調も考慮して2年連続での4区となったが、直前になって上向いてきて、年末までの走りからすると前回の区間8位を大きく上回る走りができる可能性も高い。
 
5区(5.17km)は、中距離が専門の大川内明(2年/16.19.01)。持ちタイムではこの区間にエントリーされている20人の中で16番目だが、1月7日の学内最終選考会5kmでは自己ベストを上回る走りをみせて上り調子である。3km以降をいかに粘れるかがポイントになりそうだ。
 
6区(7.69km)は、大内穂高(4年/15.40.22)。競歩が専門で5000mW、10000mW、20kmW、50kmWのすべての種目で学芸大学記録を保持し、9月の日本インカレ10000mWでも入賞まであと一歩の9位に入っている。RUNの方も好調で、12月の日体大長距離競技会の5000mで自己ベストを更新。元旦競歩の20kmWに出場し、7日は学内最終選考会5kmで柘植、黒島に続き3位。11日には学芸大競歩競技会の10000mWで自己ベストにあと15秒あまりと迫る好歩をみせた。WALKでもRUNでもその時点での力をしっかり出し切れる選手である。
 
上述の通り「6位入賞」を達成するのは、他校の戦力からしても容易なことではなさそうだが、6人が現在の力をしっかりと出し切れれば……、というところである。
 
 
4年生4人と卒業生2人で編成した「オープンの部」に参加の「くすんだ宝石」チームの5000mの持ちタイムは圧巻。
 
1区・原広野(4年/14.52.02)、2区・福井雅俊OB(14.32.76)、3区・神田朝日(4年/14.58.76)、4区・根橋徹(4年/15.05.17)、5区・三上哲史OB(14.42.42)、6区・石田竜祐(4年/14.33.46)のオーダーで、5000mの平均タイムは14分47秒43!!
 
対校の部に出場するどのチームよりも速い平均タイムで、「影の優勝候補」ともいえそうだ。エントリーリストを見た他校の人たちはびっくりしているかもしれない。
 
チームの目標は、「オープンの部でトップ」である。
 
とはいえ、あくまでも「自己ベスト」での話で、現在もその力があるかどうかは、「????」である。
 
4年生は、年末頃の卒論提出などもあって練習不足。OBの2人は社会人になってからはまともな練習はほとんどできていないはずで、どれくらい走れるのかまったくの未知数。
 
「くすんだ宝石」は、本当に「くすんで」しまっているのか、あるいは、まだほんの少しは「輝きが残っている」のか? それは、フタを開けてのお楽しみということで……。