第93回関東インカレのご報告
このページの更新が都合により長らく滞ってしまい申し訳ございませんでした。
チームとしての大きな目標であった「第93回関東インカレ」が終了しました。
結果は、男子が「総合2位」で目標であった「1部復帰」を果たし、女子は目標の「総合3位」には届きませんでしたが、3年連続入賞となる「総合6位」で、男女ともほぼ力を出し切りました。
<男子2部>
1)164 慶 大
2) 98 学芸大 <--目標通りの1部復帰
3) 70 青学大
4) 65 流通経大
5) 63 東農大
6) 38 上武大
7) 35 駒 大
8) 23 立 大
<男子3部=大学院の部>
1) 23 筑波大大学院
2) 9 日大大学院
3) 8 国士大大学院
~略~
11) 5 学芸大大学院 <--
<女子1部>
1)105 筑波大
2) 80.5中 大
3) 72 大東大
4) 59.5日体大
5) 51 国士大
6) 50 学芸大 <--目標の3位には及ばずも、当初の目算を10点あまり上回った。
7) 42 青学大
8) 35 順 大
「男子98点」「女子50点」は、男女とも1年生から4年生のすべての学年が得点し、男女とも短距離・中長距離・跳躍・投てき・混成のすべてのブロックが点数を獲得。応援・サポートの部員を含めて、まさに「チーム一丸」での点数でした。
参考までに、ブロック別の得点(=所属ブロックではなく種目別)は、
<男子>
短距離---> 33点
中長距離--> 9点
跳躍----> 16点
投てき---> 19点
混成----> 21点
<女子>
短距離---> 22点
中長距離--> 23点
跳躍----> 1点
投てき---> 1点
混成----> 3点
このうち、4年生の得点は、今年の代の男女主将があげた2点(男三段)と3点(女七種)に1点(女やり投)で、残りの男子96点、女子46点はすべて来年も残る選手によるもので「次回につながる得点」となりました。
上述の通り、4年生の点数は、男子98点のうち2点、女子50点のうちの4点でしたが、男女主将&主務をはじめとする4年生がこの1年間一致団結して、学芸大陸上部史上最多の130人あまりの部員をまとめて獲得した「98点」と「50点」でした。
今回は男女とも大きな取りこぼしもなく、当初の目算であった点を少し失なってもその分を別な選手がカバーしたり、ランク外からの得点を取ったり、点にはならなくとも、「+α」を発揮した場面も数多くありました。
そんなことで、「あそこで*点取れていれば……」という場面が、まったくといっていいほどなく、「男女とも持てる力をほぼ出し切れたかな」という関東インカレとなりました。
4日間、OB・OGの方々、選手のご家族、選手の知り合いの方などたくさんの方々が競技場にお運びくださり、選手の背中をあと押ししてくださいました。
部員、スタッフ一同、改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました!!
来年度は、男子はよりレベルの高い「一部校」での戦い。
女子は今回は達成できなかった「3位以内」を目指しての戦いとなります。
東京学芸大陸上競技部を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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本来であれば、日ごとにご報告すべきところですが、以下に、日ごとの戦いぶりの概況をお伝えします。
すべてが終わってからのアップとなってしましたが、いずれも日ごとに書いて、関係者向けにメール送信したものです(一部、加筆or修正)。
** 1日目の概況 **
1日目の対校得点の集計です。
後ろの数字は、エントリー記録による予想得点との差。
もしかしたら、計算ミスがあるかもしれませんが……。
<男子2部>
学芸大は、14点。
1)慶 大 23点 -1
2)駒 大 19点 +10
3)学芸大 14点 +9 <---
4)流経大 13点 ±0
5)青学大 12点 -3
6)東農大 8点 -3
7)上武大 8点 +4
・以下、略。
<女子1部>
学芸大は、1点。
ライバル校は、
筑波大 32点 -6
大東大 22点 -7
日体大 21.5点 +6.5
中 大 16点 +3
順 大 16点 +5
国士大 13点 -8
学芸大 1点 ±0
(当初0点の計算だった400mで2人が決勝進出し、プラス3点以上は確実)
青学大 0点
女子の学芸大の予想得点は、当初から欠場が決まっていた選手の得点(5点)は、除外し、その分を他校に繰り上げて計算。
初日は、男女ともに「+アルファ」の力を発揮しました。
男子は、やり投でエントリー記録で7番目の村松卓哉(3年)が、自己ベストを5m06cm更新する67m09で優勝。エントリー記録8番目の落合健太(3年)も62m22の自己ベストで5位。エントリー記録による予想で3点のところを12点稼ぎました。
三段跳は、3回目終了時点で8番目が2人いて「トップ9」で4回目以降が行われ、エントリー記録で13番目の主将・田部達弥(4年)が7位入賞。
エントリー記録7番目の小林亮(3年)は、6回目に1cm逆転され8位から9位に落ちましたが、田部がカバーしました。
また、点数にはなりませんでしたが、1500mでエントリー記録22番目(組では8番目)の根橋徹(4年)が組の3着で決勝進出。決勝では11位で得点にはなりませんでしたが、しっかりと力を出しました。
十種競技の前半は、当初の目標通りの1・2・3位。
110mHも高畠匠(3年)と矢田弦(2年)が、準決勝の各組のトップで決勝進出。
400mリレーも全体のタイム5番目で決勝進出。
女子やり投の金原莉沙(4年)は、4月以降腰痛に苦しんでいましたが、エントリー記録の順番と同じ8位となり、3年連続入賞を果たしました。
400mのエントリー記録で12番目の安西この実(2年)と同15番目の利藤野乃花(1年)がともに決勝進出を決めました。
*** 2日目の概況 ***
前半戦終了時点での対校得点の結果は下記の通り。
・得点の後ろは、エントリー記録による前半の予想得点との差。
・( )内は、後半2日間のエントリー記録による予想得点と前半の実際の得点との合計。
・2日目に予選が行われ、当初「0点」だった種目で決勝に進出したものは、予選の記録で順位づけし相当ランクの点数を後半の予想点に加算。逆に点数が見込まれていて落選した種目は「0点」に。
<男子2部/2日目までの得点と予想との差&後半の予想得点>
1)慶 大 86点 -4.5(後半予想80.5-->計166.5)
2)学芸大 63点 +2(37-->100)
3)流経大 41点 -1(23-->64)
4)東農大 37点 +4.5(31-->68)
5)青学大 28点 -3(12-->40)
6)上武大 24点 +12(8-->32)
7)駒 大 19点 +10(14-->33)
・以下、略。
<女子1部/2日目までの得点と予想との差&後半の予想得点>
1)筑波大 56.5点 -22.5(53.5-->110)
2)大東大 37点 -1.5(25-->62)
3)日体大 28.5点 -7.5(13.5-->42)
4)青学大 28点 -12.5(17.5-->45.5)
5)中 大 27点 +8(36-->63)
6)国士大 23点 -2(35-->58)
7)順 大 21点 +6(30-->51)
7)都留文 21点 +7(16-->37)
9)東女体 17点 +6.5(9-->26)
10)学芸大 12点 +8(37-->49)
・学芸大の点数は、故障のため欠場が決まっていた2選手の計8.5点は除外。その分は繰り上げて他校の点数に参入。
<男子/2日目の概況>
110mHで目標通りの2年連続の1・2位独占(矢田弦/2年、高畠匠/3年)で15点。前回もこの2人で1・2位でした。
10000mWで3・6位(大内穂高/4年、高橋直己/1年)で計9点。東農大(2位)と東大(4・5位)の選手が予想以上に頑張って、目標の10点以上(できれば12~13点)には届きませんでしたが、高橋も終盤で急落することなく粘って3点をゲットしトータル9点を獲得しました。
十種競技は船場大地(3年)、柏倉飛鳥(2年)、小宮山彦毅(3年)で目標通りの1・2・3位を独占(前回に続いて2年連続。前回は、武内・船場・三村の3人)。ただ、9種目を終わって小宮山が慶大の選手に約130点差をつけられて4位。最後の1500mで約20秒の差をつけなければ表彰台独占がならない状況となりましたが、4分16秒14で走って28秒16差。目標通りの2年連続表彰台独占で21点獲得でした。
400mリレーも5位で4点。
2日目の得点は、49点でトータル63点。エントリー記録による予想を2点上回りました。
また、30000mSC予選(2組5着+2)では、エントリー記録で33人中30番目の原広野(4年)が、第1組(エントリー記録では17人中15番目)の6位となり「+2」の2番目で3日目の決勝に進出。残り1~2mでは7位でしたが、最後まで諦めずに胸を突き出した執念が0秒04差で逆転しての決勝進出につながりました。
なお、決勝進出を目指した1600mリレー(ランク9位)は残念ながら、あと1秒80届きませんでした。
<女子/2日目の概況>
400mのエントリー記録では15番目の利藤野乃花(1年)と12番目の安西この実(2年)が、4位と7位。エントリー記録では「0点」が「7点」となりました。
400mRは、5位で4点。
2日間のトータルは、12点で当初の予想よりも8点のプラス。これで故障で欠場した2人の計8.5点をカバーしました。
エントリー記録11番目の1600mリレーは、4組1着+4の第2組で1走から独走して危なげなく組の1着で決勝進出。タイムは4組トータルで7番目ですが、「独走」であったことや他校の戦力からして、表彰台が十分に狙えそうです。
*** 3日目の概況 ***
3日目の得点は、男子が4点で計67点に。
棒高跳で、十種競技が専門の武内勇一(3年)が30cmの自己新(4m60)で6位、1年生の加賀見一輝が4m50で8位。
400mHは、3人が最終日の決勝に進出。
女子は、計20点の加算で10位から5位に進出。
10000mWで2・3・4位(八木望/2年、渡邉志穂/2年、根本侑実/3年)で18点。
八木は2年連続2位、渡邉は約30秒の自己ベスト、根本は3年連続入賞。
走幅跳で清野華菜(3年)が8位で2年ぶりの入賞。
3000mSCでランク13位の鈴木翔子(3年)が8位。
なお、鈴木は800m予選の2時間半後の3000mSCで30秒以上の自己ベストでした。
800mはランク11位の山田はな(2年)が、2分08秒01の自己ベストで決勝進出。
400mHは、ランク3位の内山成実(1年)とランク14位の山下理花(3年)の2人が最終日の決勝に進出。
3日目までの対校得点は、
<男子>
1)慶 大 106
2)学芸大 67
3)流経大 50
4)東農大 43
5)青学大 36
6)上武大 27
7)駒 大 24
8)横国大 14
最終日、学芸大の最初の得点源である400mHには3人が決勝進出。
準決勝での走りからすると、坂本景(1年)の「優勝~3位以内」は間違いなさそう。
一ノ戸崇(2年)と矢野響(2年)がこれに上乗せして、80点台に乗せられれば、1部復帰はほぼ安全圏でしょうか?
そのあとの円盤で6~8点、走幅で10点前後かそれ以上を重ねられれば、100点に届くかも?
<女子>
(現在得点+最終の予想得点=エントリー記録より)
1)大東大 72(75.5)
2)筑波大 66.5(116)
3)中 大 53(70.7)
4)国士大 49(59.2)
5)学芸大 32(43.2+α!)
6)日体大 29.5(40)
7)青学大 28(44.5)
7)東女体 28(34.2)
学芸大の残り種目の当初の予想得点は400mHと七種で10点ほどでしたが、エントリー記録ではランク外の800mとマイルリレーが決勝に残っているので、最低でも2点。うまくいけば、さらに10点以上の「+α」も期待でき50点台半ば近くまでいくかもしれません。
*** 最終日の概況 ***
<男子>
点数にはならなかったものの、9時からのハーフマラソンには、3000mSCで33人中のランク30位から決勝に進出して11位となった原広野(4年)が前日に続いての出場。エントリー73人中(出場66人)の持ちタイムで下から7番目でしたが、33位でフィニッシュ。上武大、亜大、東農大、帝京大、拓大、専大などの箱根駅伝本戦常連校の選手にも先着しました。
200m準決勝では、決勝進出にはあとひとり及ばない5着でしたが、加藤裕介(2年)が21秒66(+0.1)の学芸大歴代7位の自己新をマークしました。
400mHでは、前半を抑えて走った坂本景(1年)が最後の直線でごぼう抜き。トップの選手は0秒11差で惜しくもとらえきれませんでしたが2位。
なお、坂本のハードル間のタッチダウンタイム(手許の計時)は、6.32-4.26-4.34-4.46-4.44-4.58-4.58-4.54-4.60-4.61-5.19(計51.90/正式51.93)で、3台目以降をこんなに落ちずにカバーしたデータは、五輪や世界選手権のメダリストを含めてもこれまでに見たことがないような後半の走りでした。
前回5位の一ノ戸崇(2年)も最後でよく粘って3位と0秒10差の52秒84(ベストは52秒74)で4位。また、準決勝の走りからして「8位かも?」と思われた矢野響(2年)も、終盤でしぶとく粘って7位で2点をゲット。3人で14点を獲得し、この時点で81点として「総合2位」のほぼ安全圏に。
走幅跳では、前回1回目にトップに立って最後に逆転されて惜しくも2位となった荒谷亘彦(2年)が、1回目にトップ(7m24)。2回目に7m25を跳んだ都留文大の選手に抜かれましたがすぐに7m28で逆転。3回目に7m29の東経大の選手に抜かれたものの同じ回にすぐに7m39でまたもや逆転トップに。5回目に自身の持つ学芸大記録を4cm更新する7m50(-0.4)を跳んでこれが優勝記録となりました。内川佳祐(1年)も7m13(-0.6)で7位。トータル10点で計91点となりました。
走幅跳とほぼ同時進行の競技場外の投てき場での円盤投では、1年生の宮入紳豪がトップと1m46cm差の2位(40m74)でトップ8に進出との場内アナウンス。5回目に流通経大の選手が43m18を投げて宮入は3位に後退。6回目に43m08と肉薄しましたが、惜しくも10cm及びませんでした。が、「だめ押しの7点」を獲得して計98点。
また主務の傍らで、1500m、5000m、ハーフの3種目にエントリーした石田竜祐(4年)の5000m(エントリー記録は40人中最下位。同日朝に行われたハーフマラソンは欠場)は、トップからは周回遅れとなりましたが、帝京大、亜大、流通経大の選手に先着して36位。
<女子>
400mHでは、内山成実(1年)が5位(60秒44)。山下理花(3年)が6位(60秒82)で計7点。
内山はエントリーランク3位(59秒59)でしたが、入学してからまだまだ本来の調子には戻っておらず大会前のベストは61秒71。エントリーリストでは6点の勘定になるものの今季の状況では、それはかなり厳しそうな状況でした。しかし、5月に入ってから少しずつ本来の力を取り戻してきて、予選で61秒01、準決勝で60秒63を出して決勝で更にそのタイムを伸ばしました。
山下は、ランク14位(61秒59)からの決勝進出で、準決勝の記録は61秒55の8番目。しかし、決勝では最後にしぶとく粘って2人に競り勝って60秒82で3点を獲得しました。エントリーリストでは内山の6点のみのところが、2人で7点獲得となりました。これでトータル39点。
800mの山田はな(2年)は、今季2分09秒39の自己ベストを出して好調だったもののエントリーランクは、11番目。予選第1組でも5番目(3組2着+2)でした。しかし、1年生だった昨年も大きな試合では、きっちりとその時点での力を出しており、スタッフの目算では「決勝進出は有望」で「4点くらいの可能性も」との予想でした。その通り、前日の予選は2分08秒01のベストで通過(2着/学芸大歴代3位)。
決勝前のアップ場で、山田はかなり緊張していました。が、レース本番ではいつものようにしっかりと力を出して5位入賞(2分08秒76)。今回の上位3人はいずれも4年生でまだまだ力の差がありましたが、最後にその差をつめた4位の平野綾子選手(筑波大2年)とは1秒39差。平野選手は2年前のインターハイチャンピオンで、高校時代のベストは2分05秒16。対する山田は2分13秒27でその差は8秒11もありましたが、2年間でその差を大きく縮めました。これで計43点。
七種競技では主将の高須賀眞子(4年)が6種目を終えて、7位。最後の800mも踏ん張ってその順位をキープ。と思ったら、上位にいた慶大の選手がラインの内側を走ったために失格となって6位に順位が繰り上がりました(4724点)。これで計46点で総合6位。
1600mRを残して5位は国士大の51点。4位は日体大の51.5点。
国士大はマイルリレー決勝には不出場で、ここで学芸大が3位以内ならば逆転可能。ただ、4位なら同点ですが国士大は10000mWと砲丸投で優勝しているので上位数の差で国士大が上となります。
日体大はマイルリレーに出ているので、ここで6点以上の差(学芸大が1位&日体大が7位か8位、あるいは学芸大が2位で日体大が8位)をつけなければなりません。
決勝の学芸大のオーダーは、利藤野乃花(1年)、安西この実(2年)、内山成実(1年)、山下理花(3年)。現段階での400mフラットの速い順で「逃げ切り作戦」です。
利藤はラップ56秒18(手許の計時)で、2~3位あたり。
安西がラストの直線の終盤でトップに出てラップは55秒69。
内山もトップをキープしてラップ56秒32。
アンカーには各校ともエース格を起用しているので、山下は序盤で3校にかわされるもしぶとく食らいつきました。日体大、都留文大、青学大の順にフィニッシュ。ラストの数十mで筑波大が猛烈な追い込みをみせて山下とほとんど同時にフィニッシュ。正式結果は3分44秒48の「同タイム」「着差有り」で残念ながら筑波大に軍配が上がりました。山下のラップは56秒29。
4人とも現在の力はしっかりと出し切っての5位で、計50点の総合6位となりました。
なお、筑波大のアンカーは山下の金沢二水高校の後輩の神保祐希選手(1年)で、昨年のインターハイ200mのチャンピオン(ベストは23秒65)。400mのベストは53秒40なので逆転されても仕方がないところでした。が、学芸大は2走の終盤からアンカーの序盤までの500m近くを先頭で突っ走り、第3コーナー付近スタンドの応援席もメインスタンドの学芸大関係者も大いに盛り上がったレースでした。
3分44秒48は、学芸大記録(3分42秒45=2000年関東インカレ優勝。ちなみに、1999年から3連勝)にあと2秒03の歴代4位。日本インカレでは大学院生の西野愛梨(院1年)を起用できるので、14年ぶりの大学記録の更新も有望です。