全国高校駅伝で依田崇弘OBがコーチをつとめる山梨学院大学付属が優勝しました。
12月22日に行われた全国高校駅伝で、依田崇弘OB(2006年卒)が、男子チームのコーチとして指導に関わる山梨学院大学付属高校が初優勝しました。
4校によるアンカーでのトラック勝負となったレースは、この区間で2012年にも区間賞を獲得している西山令選手(3年)が、ラスト200mを27秒4、ラスト100mを13秒8で走って優勝テープを切りました。
依田OBは、学芸大(A類理科)卒業後に東大大学院(天文学専攻=電子天体望遠鏡の研究)の博士課程まで進み、2011年4月から、母校でもある山梨学院大学付属高校の理科の教員になりました。
東大大学院博士課程を出て高校の教員という進路はかなり珍しいかと思いますが、「陸上の指導現場に関わりたい」とその進路を選択しました。
依田OBの就職と一緒に入学してきたのが今回の主力となった3年生で、現在も現役ランナー(2014東京マラソンにも出場予定/ベストは2時間17分17秒)として走っている依田OBが、彼らが入学した頃に長距離競技会などでペースメーカー役もつとめたりもしました。ただ、秋頃には、高校生たちがどんどん速くなってペースメーカー役はやれなくなりましたが……。
2011年春に「彼らが3年生になった時の全国高校駅伝で優勝するのが目標です」と話していましたが、それを見事に現実のものとしました。
時間は戻りますが、東大大学院に進んでからも、学芸大時代と同じアパートに住み、練習の拠点を学芸大のトラックやキャンパス1kmコースにおき、最後の1年間は中長距離ブロックのアシスタントコーチもつとめました。
学芸大学時代は中距離が中心(800m1分53秒95)でしたが、長い距離にも適正があり、卒業時には800mからフルマラソンまでのほとんどの種目の「学芸大学歴代10傑」に名前を連ねていました。
東大大学院では専門の距離を伸ばして、箱根駅伝・関東学連選抜に3回選ばれました(うち1回は、20人から16人に絞るところで落選)。ただ、箱根駅伝本番を走る機会はなく悔しい思いも経験しました。2012年に卒業した斉藤隼人OBも大学2年生の時から3年連続で関東学連選抜に選ばれましたが、彼の実力が大きく伸びた陰には、いっしょに練習していた依田OBの存在がありました。
就職してからも、高校の授業や陸上部の指導で忙しい時間をやりくりする中で、両インカレなどの対校戦や学芸大の練習にも年に数回かけつけてくれます。また、中長ブロック夏合宿には毎年のようにたとえ1日だけでも顔を出してくれます。2013年8月には高校の合宿の下見の帰りにわざわざ100km以上も遠回りして、現役学生たちと1時間ほど夕食を共にするためだけに長野・菅平高原の宿舎まで足を運んでくれたりもしました。
「現役ランナー」としては、上述の通り「2014東京マラソン」に出場予定ですので、応援のほどをよろしくお願いいたします。
なお、現在の学芸大陸上部HPの土台を構築したのは、大学3年生の時の依田OBであることも最後に付け加えておきます。