国公立22大学対校駅伝で2年連続の男女アベック優勝を達成しました
2月16日(土)、埼玉・熊谷スポーツ文化公園内周回コースで「第10回国公立22大学対校駅伝」が行われました。
天候は終日「晴れ」ながらも、6~7度前後の低い気温に北西の風が常時5m以上、時には10m以上の突風が吹くというコンディションが各校の選手達を苦しめました。
そんな中、東京学芸大学は女子が1区から独走で2年連続6回目の優勝。
男子はアンカーの残り2km付近での逆転という関係者にとっては「ハラハラ、ドキドキ」の劇的な展開での2年連続3回目の優勝。
他大学を含めても大会史上初となる2年連続男女アベック優勝を果たすことができました。
<女子対校の成績>
1) 1.00.10. 東京学芸大 =2年連続6回目の優勝
2) 1.01.02. 都留文科大
3) 1.02.18. 茨城大
4) 1.05.29. 東北大
5) 1.06.22. 新潟大
6) 1.06.26. 埼玉大
--以上、入賞--
7) 1.07.13. 千葉大
8) 1.08.56. 静岡大
<男子対校の成績>
1) 2.02.18. 東京学芸大 =2年連続3回目の優勝
2) 2.02.32. 東京工業大
3) 2.02.45. 新潟大
4) 2.04.51. 信州大
5) 2.06.01. 東北大
6) 2.06.33. 首都大東京
--以上、入賞--
7) 2.06.38. 山梨大
8) 2.08.39. 千葉大
<女子のレース経過>
10時50分にスタートした女子は4区間16.62kmで争われ、学芸大は1区(5.17km)のエース・柴田千歳(3年)が2位・都留文科大学に40秒差をつけてタスキリレー。自身の区間記録にあと3秒の17分42秒。
当初の予想では、柴田とほとんど変わらない実力を持ち、1区で好勝負を演じると思われた茨城大の黒澤夏楠選手(10000m34.05.11.)がアンカーの4区(5.17km)にまわったことで学芸大としては少し楽な展開となりました。
2区(3.14km)の鈴木翔子(1年)が従来の記録を31秒破る11分07秒の区間新で区間賞(都留文科大の沖田真理子選手も同記録で2人が区間賞)。
3区(3.14km)の古口真理(1年)も区間賞(11分46秒)で2位との差を54秒に広げて4区(5.17km)の渡邊望帆(3年)につなぎました。
優勝争いのライバルとなりそうと当初から警戒していた茨城大とは3分49秒の差で、黒澤選手の力をもってしてもさすがに逆転は難しそうな大差で学芸大にとってはひと安心の状況となりました。
ただ、都留文大のアンカー・細田友里絵選手のベストタイムがプログラムに無記入でどれくらいの力を持っているのかわからず不気味でした。また、対する渡邊は1週間前の練習後のダウン中に軽い捻挫を起こしたのも不安材料でした。
1kmでも2kmでも50秒ちょっとの差は変わらず、「渡邊が後半に大きく失速しなければ、なんとか逃げ切れそう」という状況に。
最終的に渡邊(19分34秒で区間3位)は細田選手にその差を2秒つめられましたが、前回マークした大会記録にあと5秒と迫る1時間10分10秒で、2年連続6回目の万歳フィニッシュとなりました。
茨城大の黒澤選手はこれまでの記録を51秒更新する17秒53秒の区間新で猛追をみせたものの学芸大とは2分08秒差、2位・都留文大とは1分16秒差の3位でのフィニッシュ。
なお、女子対校と一緒に行われたオープンの部には、3月末で定年退職を迎える有吉正博部長(国公立22大学陸上競技連盟会長)も、OB3人(依田崇弘・平原渉太・関谷卓也)がつないだタスキを受けて4区(5.17km)に登場となりました。
関谷OBからのタスキリレーとフィニッシュの際には競技場内のアナウンスでも紹介され、他校の人たちを含めて大きな声援と拍手を受けてテープを切りました。
<男子のレース経過>
12時30分にスタートの男子は6区間38.58kmのレース。
1区(9.72km)で三上哲史(院1年)がトップ(東工大)と27秒差(東工大の1年生・松井将器選手は29分54秒で、学芸大の斉藤隼人が前回マークした区間記録を2秒上回る区間新)、2位(東北大)と14秒差の3位で中継(30分21秒)。
2区(3.14km)ではこのところ好調の根橋徹(2年)が東北大をかわし2位に浮上。トップの東工大との差を8秒に縮めます。が、残念ながら区間賞には1秒及ばず区間2位(9分30秒)。
3区(7.69km)の鳥羽大地(2年)は根橋と同様にこれまた調子を上げてきてはいましたが、後方から追い上げてきた新潟大のエース・住柔選手(5000m14.34.49)との実力の差はいかんともしがたく、中盤で捕まりました。
が、終盤までしぶとく粘りラストで突き放されたものの新潟大と9秒差の3位でタスキリレー。現在の力をしっかり出し切った区間3位(24分43秒)でした。
3区終了時点で、トップは東工大、21秒差で新潟大が2位。新潟大から9秒差で学芸大(東工大とは30秒差)。4位は信州大で学芸大からは1分49秒の差となり優勝争いは東工大・新潟大・学芸大の3校に絞られてきました。
4区(5.17km)は原広野(2年)で、残り1kmで新潟大の背後10mにまで迫りましたがラストで突き放されて中継時点ではトップの東工大から33秒差、新潟大とは9秒差で3区からタスキを受けた時の差に戻りました。区間賞と3秒差の区間3位(16分38秒)。
5区(5.17km)は2区から5区に並んだ2年生カルテットの4人目となる石田竜祐。ここでもトップの東工大との差はほとんどつまらず31秒差。2位・新潟大とは僅かに開いて15秒差。区間賞と4秒差の区間2位(16分44秒)。
6区(7.69km)は、2年連続この区間を走る学芸大のエース・福井雅俊(4年/5000m14.32.76。1500m3.50.81の学芸大記録保持者)。とはいえ、福井は秋以降に脚を故障して年明け頃から徐々に復活してきたものの必ずしも万全ではない状況でした。
1kmで2位の新潟大との差は僅かに縮まりましたがトップを走る東工大とは中継時よりも5秒広がって35秒差に。
学芸大の「V2」に黄色信号が灯りつつあるように思われました。
が、1年前に優勝テープを切り、自身も区間賞を獲得した福井はあわてることなく冷静にレースを進めます。
2kmで新潟大の5秒後ろに迫り、トップの東工大とも25秒差に。
4kmでは東工大と15秒差、新潟大を抜いて5秒差をつけます。
5kmで東工大と8秒差に。新潟大とは10秒以上の差。
6km付近でついに東工大をとらえ、あとはその差を徐々に広げていく展開に。
フィニッシュラインの数十m手前で福井は雄叫びをあげ、全身で喜びを表現しながらの万歳ゴールとなりました。自身も2年連続の区間賞(24分17秒)でした。
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前回に続き1区から独走(前回は2位と2分30秒差)での「V2」を果たした女子に続き、男子も「ハラハラ、ドキドキ」ながらも38.58kmのうちの残り2kmでのギリギリの逆転での「V2」となり、当初の目標であった2年連続男女アベック優勝を果たすことができました。
1978年から35年間にわたって東京学芸大学陸上競技部をご指導いただいた有吉正博部長にとっての「最後の対校戦」での部員からのお礼のプレゼントともなるアベック優勝でした。
あと1カ月あまりで本格的なトラック&フィールドのシーズンが開幕します。
今回のアベックV2を励みに、3月5日~8日の静岡での全体合宿をへて5月の関東インカレでの「男子1部復帰」「女子総合3位」という目標をこれまた「アベック」で達成できるように、部員&スタッフ一同頑張ってまいりますので、東京学芸大学陸上競技部を今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。