ローマのオーケストラ指揮者が、サンタクロースはいないと発言して子供たちを泣かせ解雇された話。
サンタクロースは新しい指揮者を迎えました。とこの写真。




◎気になる二冊

『耳ラッパ』レオノーラ・キャリントン
『紙の民』サルバドール・ブラセンシア

しかし図書館にない。財布と相談か、図書館に買ってもらう。


◎夜、僕らは輪になって歩く、ダニエル・アラルコン

ドキュメンタリーの味だった。事件を追う僕の視点の距離感がけっこう新鮮だった。終盤に一気にカメラが接近して手に汗握る展開になる。
この作品、南米の架空の国が舞台になっている。21世紀。内戦が終結した地で旅公演を行う三人を中心に物語が進む。
いろいろ割愛して思ったことを書くと、主人公は「演じる」なかで父と母と恋敵を間接的に「殺す」ことになってないか。間接的というのは、それぞれ非常に際どいところだけど。全体的にすごく面白かった。


◎思ったこと
町田康って、太宰治と似てないか。と思った告白を少し読んで。
相変わらずおもろしろい。
あと、保坂和志って村上春樹に似てないか。顔が。