7/20 15:00~雨上がり決死隊の宮迫博之さんとロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが謝罪会見を開いた。

 まず、「お金をもらっていない」と嘘をついたのはいけないと思う。

 それについて、嘘をついてごめんなさい。を言った。

 それで二人は有名なので、社会の影響を踏まえて、世の中の流れを踏まえて謝罪会見をした。

 いわゆる『有名税』というやつだ。

 有名になると、本人の知らぬところで社会に影響が出る。

 それを踏まえての社会に対する謝罪会見だ。

 『おじさん達みたいなことしたらダメだよ』を身を持ってお知らせする。

 これで、反社会勢力とお友達でした。自分も詐欺をしてます。ならダメだと思う。それは犯罪だから。

 ただ、僕は少し不思議に思った。

 医者は相手がヤクザでも怪我をしていたら治療する。

 そのお金の出所はオレオレ詐欺かも知れない。

 この間の京都アニメの放火犯だって、死なせない為に大きな病院に搬送された。

 犯罪を犯した人を治療して、お金を得ている。

 宮迫博之さんと田村亮さんの仕事は『芸をして人を笑わせること』だ。

 笑いは人を笑顔にする。

 心の医者とも言えるかも知れない。

 目の前の人を笑顔にする。
 目の前の人を治療する。

 それがどんな人でも。

 それが仕事だから。

 殺人犯を治療した医者は遺族から石を投げられる?

 どうだろうか?

 しかし、『有名税』とは些細な悪も許されない。

 それは人の心の感じ方によるから。

 果たして人は『善悪』だけで判断できるのだろうか?

 ならばなぜ、いまだに世界から戦争は無くならないのか?

 お互いの主張がお互いの正義であり、善を主張する。

 相手の立場や環境を慮る余裕は少ない。

 人はもっと酷い殺人事件を一週間で忘れる。

 しかし、好きな有名人のニュースは覚えている。

 それは親和性によるもの。

 『親近感』が『有名税』の正体だ。

 自分の大切な人が傷付けられたとしたら、一生忘れないと思う。

 それは自分との心の距離による。

 ビートたけしが10年前には闇営業をしていたと公表した。

 相撲業界は昔からヤクザが後援会にいたのは有名な話。

 任侠とヤクザの境目がはっきりとしてきて、反社会組織と言われる。

 もちろん犯罪は良くない。

 しかし、戦後の闇市の一側面として、任侠の裏組織が地域の自警をして秩序を守ったりしていたこともある。

 無秩序な暴力から市民を守った時代も事実としてあったし、助けられた人は感謝しただろう。

 善い人と悪い人がいる訳ではなく、一人の人間の中に善い部分と悪い部分がある。

 それも見る人によって変わるだけ。

 “のんびり”は“ズボラ”に見え、
 “強引”は“引っ張ってくれる”に見える。

 長所と短所は同じ。

 それは見る人の心による。

 インターネットやテレビが、思考の方向性を導いている。

 それは戦時中に出ていたラジオや新聞と同じ。

 それはそれで良いと思う。ただ、そういう意図は知っておくと良いと思う。

 ビートたけしこと北野武さんが書いた本に『新しい道徳』がある。


 これには道徳は時代と共に移り変わることが書いてある。

 西洋の魔女狩りも、その時代、その地域では正義だった。

 コンプライアンス。

 いわゆる法令遵守のこの時代に、グレーゾーンは薄くなってきている。


 それはいつか、違う正義が台頭してきた時にその人を苦しめるだろう。

 その人に悪意を向けた分だけ、自分の心は悪意に晒される。

 それが、『因果の法則』。

 なぜならば、人は、自分の心には嘘がつけないから。


 『人を笑わせる』


 その仕事は僕は素敵な仕事だと思う。

 もっとシンプルに、
 その人を見てあげたらいいと思う。


 その人を咎める心は、
 必ず自分を傷付ける。


 『ごめんなさい』
 『許してください』
 『愛しています』
 『ありがとう』


 ハワイの秘宝、ホ・オポノポノは人間関係が上手くいく魔法の言葉。


 『許し』は『愛』だとイエス・キリストは言った。

 そして『許し』とは、『自分の心を許すこと』。

 相手を責めた自分の心を許すこと。

 僕はきっと、そうすれば少しだけ、未来の子供たちの笑顔が増えるんじゃないかな?と思っている。

 相手を許すのではなく、もしも宮迫博之さんや田村亮さんを責めた心があった人がいたとしたら、そう思った自分の心を許してあげてください。

 もしも、よかったら。