TGH music club その5、物語だもん…白黒つけたい!謎の概念解説🔍
みなさま、こんにちは!高女音楽部です🙌
今回はミュージカル企画第5弾!ということで、『エリザベート用語解説』をいたします!
ミュージカル鑑賞中に、言っていた言葉が気になりすぎて、その後の場面に集中できない…😇
そんな経験がありませんか?
少なくとも私はあります!大いにあります!w
そんなことがないように、先回りして、公演内に出てくる用語やセリフについて、音部の限界オタクが解説していきますっ!!
その1、『エーヤン』
はい、出ました〜なんじゃこりゃ!w舞台上が突然、関西弁の集団に変わってしまうのしょうか…😂いいえ!そんなことはありませんよ〜
こちらの「エーヤン」は、ハンガリー語で「バンザイ」という意味なんです!
おもしろ集団ではなく、新しい女王に喜んでいる集団なんです!
新たな知識を手に入れたところで、みなさまご唱和ください、第40回定期演奏会の開催を祝いまして、「エーヤン🇭🇺」
その2,『トートという概念』
え〜…この物語が初見の方が最初に疑問をもつポイント、「あのトートっていったい何者???」きっと全ての人が1度は思うことでしょう…
人間ではなく「死」という概念が擬人化された存在…💦
これじゃわかりにくいので、簡単に言います!『トート=死の概念≒死神』です💀
(⬆完全に担当者の解釈)
式で表現してみましたが、ほぼほぼ死神と考えていただければ話の内容は入ってくると思います。これさえ頭に入っていれば大丈夫だと思いますが、最も大切なのは、物事をそのまま受け入れること!😂考え過ぎないことが楽しむコツです✨
(詳しいことが気になった方は、「🔍トート 何者」等で検索していただくと、色んな人が考察をしてくれていますので、そちらを御覧ください!)
ちなみに、トートの語源はドイツ語の「Tod」。「死」を意味する言葉です。
その3、『時間の解釈』
この『エリザベート』という物語は、約1時間半の公演でエリザベートの60年に近い人生を描いていますので…時空を超える瞬間が何度もあります。
その時間を操る…というか、時間の流れに逆らって生きているのがそう!ルキーニという人物なのです🗡
物語はエリザベートが暗殺され、ハプスブルク家も滅びたはるかに後、ルキーニが黄泉の世界(人を殺しているから地獄…でしょうか?)にいるところから始まります。
①エリザベート(シシィ)の幼少期
②エリザベート(本当はヘレネ)とフランツのお見合い
③エリザベート結婚後の宮廷生活
④ハンガリー訪問
⑤ハンガリー戴冠式
⑥フランツの浮気
⑦ゾフィーの死
⑧ハンガリー独立運動
⑨ルドルフの死
⑩エリザベートの暗殺
主な物語の流れは①〜⑩のような感じなので、ほとんどは時間に逆らっていないのですが、冒頭部分(ルキーニの裁判〜死者たちの復活)と最後の場面(フランツとトートが争うシーン)は、⑩以降の部分が挿入されている、という形になっています〜❗
①〜⑩の部分は、ルキーニが死者を蘇らせて、もう1度出来事をやり直す…
現代風に言ってしまえば、そう!壮大な再現ビデオのような感じです!
簡単ながら、みなさまによりミュージカル「エリザベート」が見やすくなるように解説させていただきました🙌
「その3」のところで申し上げた通り、何よりもミュージカルを楽しむコツは、疑問を抱かずに、全てをそのまま受け入れること‼️
突然歌い出すし、「死」は擬人化するし…本当になんでもありなので、壮大な音楽に身を任せ、代わる代わる登場するキャラクターたちを眺めるだけでも十分お楽しみいただけますっ!
ぜひ、肩肘を張らずに、らく〜にお楽しみください
今回の担当は、ミュージカル、中でも男役さんのいる劇団大好きな、若き皇帝でした💙